昨夜・・・知人のお祝いがあったので、カープの試合は見れなかった。
しかし・・・栗原が打って勝ったのには正直驚いた。
監督談話で・・・夏男という表現で、興奮した様子が伺えたのだが、
監督たるもの、たかが４番のホームランで興奮するなと思った。
私には栗原を４番にするチーム編成が、今でも理解できない。
本来であれば、あれだけの素質を持ち、チャンスも与えられたのであれば、日本を代表する打者になっていてもおかしくなかった。
しかし、ここまで大きく期待を裏切ってきた。
彼をカープへ入団させたスカウトは、今は亡き渡辺秀武さん。
「はじめて見たとき、栗原のパワーに圧倒された。守備はハッキリ言って下手。しかし数年後には必ずミスター赤ヘルになれる素材」と語った。
また他チームの打撃コーチを経験し、選手育成には定評あるA氏は・・・
「栗原をボクが指導するなら、ポイントを2つ前に置かしますね。大半の人は栗原を中距離打者と思ってますが、栗原は自分のポイントを身体の近くに引き込みさばく打者なんです。そのため打球が伸びない。技術的には右打ちも出来る巧打者のように感じるんですけど、恐らくコーチの指導もあるのでしょうが、栗原自身が会得した技術だと思います。ここまで経験を積むと、打撃を変えるには勇気がいるのですが、コーチも辛抱強く付き合い、あれだけの体躯ですからポイントを修正するだけで飛距離も出れば、西武の中村以上の打者になりますよ・・・」とのこと。
私は2年前のWBCに選考漏れしたとき、宮崎で篠塚コーチと居残り特打をした栗原を見て、凄い打者になると思った。
しかし、栗原は大きく成長することなく、低空飛行を繰り返した。
性格が、考え込む衣笠タイプ。
そして一番のネックは、相手の配球が読めない 出たとこ勝負。
これでは、統一球云々の話とは思わない。
今年はボールに責任を持っていく、報道を多く目にするが
西武ライオンズ中村の打撃を見ると、責任逃れにしか見えない。
さて、これから栗原の打棒は爆発するのか・・・
そうあることをカープファンとしては願いたいものである。