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1億円を蹴り、日本サッカーを愛した男

2011年08月05日 08時31分28秒 | Weblog

松田が永遠のゴールに歩を進めた。

私は失礼ながら松田が練習中に倒れ はじめてその存在を知った。

 

ミスターマリノス・・・背番号3

 

昨日・・・松田が旅立ち、ある映像を見た。

今年のはじめに放映された松田のドキュメントだが、彼が旅立ったすぐの出来事だけに、人間として、やがて旅立ちを迎える者が、どのようなメッセージを残しているのか・・・映像を注視した。

 

「サッカーが好きなんです。サッカーがしたいんです・・・」

涙ながらに横浜マリノスのファンに、マイクを持って語る松田・・・

それを受け止めたい思いと、残念で涙の止まらない多くのファン・・・

 

最後に松田がグランドから消える瞬間・・・

私は・・・いかなるシーンも、最後は同じ状況になるのだと思った。

(ここでは割愛します)

 

あのシーンは・・・松田の今生(こんじょう)での最後のメッセージに聞こえた。

 

長野の地を迷いに迷い決断した松田・・・

代理人よりカタールから1億円のオファーが噂され、一度は海外に気持ちが揺れたが、駅で出迎えた、長野の社長や副社長、GMの歓迎に心揺さぶられ、J1リーグとは程遠い下部リーグに参戦した。

カタールの話が噂の域だったのか真実は知らないが、長野に足を向けた時点で、松田には誰にもわからない運命の糸が繋がっていたのかも知れない。

倒れたときの報道によれば、看護師さんが見学に来ており、懸命に蘇生への手を貸してくれたと聞く。

その甲斐あって、松田は数日の延命ができたと思う。

遺族となられた家族も、多少は心の準備が出来たであろう。

 

これら全ては、松田のこれまでの生き様が反映されたものであり、多くの人に愛された人間性でもある。

 

「カズさんが辞めるまで、自分もサッカーを辞めない・・・」

サッカー一筋の人生を共に歩むキングカズを目標にした男・・・松田

マリノスの川口も一目置いた男・・・松田

 

また一人、日本人魂を持った侍が 若くして旅立った。

 

しかし・・・サッカーファンは、野球ファンがキムタクを忘れなのと同じように、松田を永遠に忘れることはないであろう・・・合掌