炎は、神の巨大な光の、小さな象徴です。そして、神の光のひとかけらでもあります。この世にあるどんなものでも燃えるものは、神の光のひとかけらなのです。ロウソクは神のエネルギーの象徴です。家の中の暗い部屋に、蝋燭をひとつ灯してごらんなさい。電燈もなくて蝋燭だけが唯一の光。
蝋燭の光を見つめていると、自動的に貴方の心は愛を感じるでしょう。もし、100本の蝋燭を見つめたなら、ゴージャスですよね。以前、ロサンジェルスにいた時、ホールで皆が私を待っていました。100本の蝋燭が私を囲むように用意され、そこに私が現れて中心に座りました。
すると何が起きたと思いますか?5~6分、全ての人が針を落とす音ひとつ立てない完璧な静寂を保ったのです。エネルギーとは、このように、蝋燭の炎が全員の心を大きく開かせたのです。
あなたが火を見るときも同じです。二つの眼で火を見る事は、大きな恩恵を私達に与えてくれる事になるのです。眼は宇宙にあってとてもパワフルなものです。例えば、100本のイエス像があったとしましょう。でも、その内の一つの像が貴方はとても好きになります。なぜ、そうなるのでしょう。
その像の眼は、幸せなメロディーのような目線で、とても真っ直ぐあなたを見ています。貴方がその像を見た時、たとえ気づかなくとも、自動的に貴方の心のチャンネルは開かれているのです。すると、あなたはその像を見るたびに涙を流し始めます。それは、単なる石だ、単なる石像だ、でもその像の眼は完全に貴方を捕らえたのです。
火のエネルギーは自動的に貴方の中に入って来ます。私たちの人生にあって、眼は、NO1の愛の受信機なのです。眼は自動的にポジティヴかネガティヴかどちらか一方のエネルギーを受け入れます。眼には二つのチャクラがあります。スダルシャナとアダルシャナです。火を見る時、眼を通してエネルギーを吸い取ることになります。そして恩恵を受け取り、エネルギーは貴方の心に入ってきます。それは、つまり貴方の魂に入ってくると云うことなのです。
インドの寺院では、プジャリ達は、神の象の目の正面でアラティ(光を振り回すこと)を行います。これは、小さな炎を大きな魂のエネルギー又は神のパワーのエネルギーに結びつける事になるのです。その後、僧侶は全ての人の間を炎と共に歩きます。そうして、人々は炎を受け取るのです。炎を眼の中に映して、神のパワーの光を自分個人の魂と結びつけるのです。
全ての人が、第三の眼を持っています。霊的な眼です。「グルスタン」と呼ばれて、二つの眉の間に位置します。あなたが目を閉じて眠りにつくと、自動的に、第三の眼のエネルギースポットは、高度なエネルギーを放つ為に開くのです。第三の眼は、中心の炎です。人間の体の中で最も大きなエネルギーを持つスポットなのです。
第三の眼は内なる眼です。二つの眼を開いているときは、内なる眼は閉じられ、瞑想の時に二つの眼を閉じると、自動的に第三の眼は開き始めます。第三の眼は、中心の炎です。人間の身体の中で最も大きなエネルギーを持つスポットです。
全ての宇宙の中で、シヴァは三つの眼を持った唯一の存在です。シヴァは非常に大切な時や必要な時にだけ、自分の第三の目を使います。人間も同じようにシヴァの第三の眼を持っています。持ってはいるのですが、多くのネガティヴや幻、マーヤーに隠されてしまっているのです。霊的なエネルギーや霊的な集中力によって、その場所を叩き、穴をうがつと、その時、第三の眼は開き始めます。
第三の眼を開き始めねばなりません。そうすれば、全ての宇宙を見る事ができるのです。第三の眼を通し、貴方は誰でも癒すことが出来ます。エネルギーを送る事が出来ます。全ての仕事をこなす事が出来るのです。そして、自己防衛の環を作る事も出来ます。自己防衛の環はここから始まります。
第三の眼の中で巨大なエネルギーが動き出したら、ネガティヴティーを焼いてくれます。適切に用いれば、最も高度なポジティヴなエネルギーをもたらし、富や心に望むもの全てを手に入れる事が出来る能力を持っています。