進歩した今日の科学は、磁場の発見によって、古代ヨガ科学を再認識する方向に向かっている。人間は不可抗力によって、自分の運命を決定されているのでない。人間は星や地球や太陽と同じく、光の電力によって存在し、外部からの振動を吸い取っているいるばかしでない。
自分自身の磁場をもっていて、地球や太陽や、もろもろの星と相通ずる本質をもつものである。振動を速め、ポテンシャルを高むれば、われらの意識は宇宙的本質を現わして、古代ヨガ科学が見たように、宇宙の電力エネルギーを活用支配出来るものである。
一見妙たる個性といえぞ、その磁場を宇宙的に拡大することが出来る。自我の宇宙的磁場拡大は、呼吸と一心集中によって開始される。一心集中は小さな身近なものから始めるのが順序である。
一輪の草花に見入って、深遠不可思議な大思想を読み、涙ぐんだ詩人ワーゾワスのように、只一輪の花に見入る一心集中から始めるのが良い。最初は小さな目標への瞑想で良い。小さい目標であるが、大きな自我磁場を広げる。その瞑想を体験したなら、上胸に潜む大霊原子を瞑想し、続いてわが大師を見ようとする瞑想をするが良い。
それに成功したなら、いかなる目標の瞑想にも成功してパタンヂャリーが我らを欺かないことを知るのである。