アシュラム開設
このアシュラムは大勢の生徒や信者たちの寄付金で建てられました。アシュラムを建設することは、私に与えられたシルディ・ババの指示であり、恩恵でした。ある夜、私は丘の上のハヌマン寺院で時を過ごしました。
その夜の午前1時半か2時ごろに流れ星が現れました。その時、私は深い瞑想中で、「ああ、神様、一体どこに建設すれば良いのでしょうか?」と問いかけているところでした。するとメッセージが来ました。「星が落ちた所を見なさい」
それで私はやって来てこの土地を見たのです。しかしこの土地の値段はとても高額でした。当時は私は無一文でしたが、とにかく地主に会ってシルディ・ババの寺院を建設したいという話をしました。
最初の日は駄目だと言われ、高すぎる金額を要求されました。ところが翌朝、その地主が私の所に来て言いました。「一番安い値段であなたにお譲りしましょう」そして次の日、ある人がやって来て言いました。「その土地を買うお金を寄付しましょう」
私が最初にココナッツを割り、ババの写真を飾ってから建設が始まりました。皆にいろいろな物を持ってこさせなさいとババは私に言いました。人々はセメント、鉄筋、レンガ、塗料、扇風機、簡易ベッド、バラの植木、大理石などを喜んで持って来てくれました。
アシュラムの建設費を造るための資金作りに、私とスワミは全力でやっていた頃の写真です。この写真は、ハンピの河原で水中伝法を行った時の写真で、私はほんの少しだけ写っています。常にスワミの横におりスワミと打ち合わせをしながら、行を進めていたのです。その頃の私は強いリーダーで多くの人に反感を持たれていました。そのためか、写真も嫌味で少しだけ載っています。政治家であろうが、弁護士であろうが、大学教授であろうが、有名な俳優であろうが、医者であろうが、皆平等に扱っていたので、反感を持たれていました。もっとうまく立ち回ればお金も楽に集めることが出来たでしょうが、この道(霊性修行で神の道)は、お金に苦労している人も金持ちも有名人も関係ないと平等を貫き通したのです。