こんにちは・・(^-^)
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ある地域や場所に限って起こる不思議な事柄を、昔から「七不思議」といいます。
1300年に及ぶ長い歴史を持つ法隆寺にも「法隆寺の七不思議」と呼ばれるものがあります。
「法隆寺の七不思議」は、法隆寺に伝わるどんな文献にも載っていません。
有名な「本所七不思議」が江戸時代からの言い伝えであるように、「法隆寺の七不思議」もまた江戸期に語られはじめ、広まっていったといわれます。
江戸時代の庶民は、怪談や怪奇現象がよほど好きだったのでしょうね。
1)法隆寺の建物にはクモの巣がない、鳥もフンをかけない?
法隆寺は清浄な寺という僧侶たちの気持ちから生まれた不思議現象と言われます。
これは事実ではないことがはっきりしています。
しかし、建物をよく見れば、クモの巣も鳥のフンもあります。
2)地面に雨だれが落ちた穴が開かない?
法隆寺の中は、ほとんどが土の土地ですが、それなのに雨が降っても雨だれの痕ができないという不思議な現象です。
実際には、雨だれの穴はいくつも見られます。
3) 五重塔の九輪に4本の鎌がある。
五重塔のてっぺんには9つの輪を串刺しにした形の九輪と呼ばれる飾りが立っています。
この九輪には鎌が4本つけられていて、かつては鎌首がひとりでに上がったり下がったりすると言われました。
これはもちろん伝説で、この鎌は聖徳太子の怨霊封じのためという説もありますが、実際には4本の鎌は雷よけだと言われます。
4)法隆寺の境内には3つの伏蔵がある?
「伏蔵」とは地下にある秘密の蔵のこと。
これは伝説でも迷信でもなく、実際にあります。
これらは、もともとは建物の無事を願う「鎮壇具(ちんだんぐ)」と呼ばれる財宝を納めていたと言われます。
5)因可池(よるかのいけ)には片目のカエルがいる?
因可池は西院伽藍と東院伽藍の間にある池です。
昔、蛙の鳴き声が学問にさしつかえると感じた聖徳太子が筆で目をつついたところ、この池の蛙はすべて片目になったという伝説です。
6)南大門の前に「鯛石(たいいし)」という石がある?
法隆寺を訪ねる人が必ずくぐる南大門の前には、魚の形をした踏み石があります。
これが鯛石です。
大雨の時、魚はここまで泳いできたが、それ以上は水位が上がらないことを示すものと言われます。
7)夢殿の礼盤(らいばん)の裏は汗をかいている?
礼盤とはお坊さんが座る台です。
夢殿の礼盤が置かれた畳の下には正方形の板があり、これを日光に当てると、板の裏は汗のような水分があふれると言われます。
これはその年が豊作か凶作かを占う儀式で、汗が出ると豊作を意味したそうです。
以上が「法隆寺の七不思議」ですが、7の以外はいつでも自分の目で確かめることができます。
面白い話ですが、自分でも確認してくださいね。
不思議の話も嘘のようですので、法隆寺へ行ったら、ぜひチェックして確認してみましょう。
今日も良い日でありますように・・(^-^)