何処までが相手のため
何処からが自分のため
言っていても分からずじまい
希望なのか押し付けなのか
妥当なのかカン違いなのか
途切れた所に答えを探す
言いたい事もやりたい事も
自分自身がスタート地点なら
誰にも見えないゴールのテープ
恐る恐る手探りで一歩先まで未来なら
時間に追い越されてしまっても
焦る気持ちを乗せて次へ
多数決なら絶対の自信の上にある
記憶も思いも懐かしさで包めば
勝てるものは無い
作り上げたと言っていい
体力精神力環境に時代まで
キセキが育んだ命だから
決められた始まりは
変えることは叶わず
無意味のポケットに収められる
歩き出した人生で
いつしか交わる奇跡を拾い
大切にするか捨ててしまうか
はたまた忘却のフタを開けるか
自分の力で変えられるものなら
晴れやかな気分になるために
髪型化粧服装にまで気を配る
基本がなってないと言われても
見た目だけじゃねと笑われても
中身の大切さを説かれながらも
やっぱりそこは
第一印象然り先入観どんとこい
少しだけはみ出た余裕の笑顔で
まずは自分を認め許容量を掘り下げる
中心に近づくほどに熱さも強くたくましい
まだ見ぬ深さを空さえ恋しがる
猫よりも丸くなって
陽だまりの中で眠れたら
和かな夢を見る
自分が何者かなんて忘れてもいい
ただお腹がいっぱいで
優しい風が吹いて
眩しいからと目を閉じた
名前を呼ばれたかもしれない
上空を回すプロペラ音が
並んだ声を散らしていく
自分が何者かなんて考えなくてもいい
本当は分かっていた
キレイな言葉を並べても
女神のベールをまとっても
素顔の自分を隠すため
生きるための術だと言い
生き抜くための手段だと言う
この世にあるそのままを
すべて背負うのは重すぎる
だから相手に対しても
気遣い思いやり我慢をして
自分にあるそのままを
軽い呼吸で距離をおく