「お帰りに」
心地よさげに
シュンシュンと
まさかに
帰るのを
お誘いか。
あの列車に乗っていけば
あなたに会える。
そんな気もそぞろな心持で
帰ることなんか
できるんだろうか?
本を開いたところで
文字は見えず、
隣でしゃべる生き物が
何ものかも知らぬ。
ただただ、あなたの
列車が来ることだけを
のぞんでいるのかも。
寒空の中、
マフラーでもして
待ってればいいのだけれど
そんなシャレたものは
持ってない。
せいぜい手袋で
自分のほおを擦ってみるか。
心地よさげに
シュンシュンと
たまさか
帰るのを
遅らせてみよか。
心地よさげに
シュンシュンと
まさかに
帰るのを
お誘いか。
あの列車に乗っていけば
あなたに会える。
そんな気もそぞろな心持で
帰ることなんか
できるんだろうか?
本を開いたところで
文字は見えず、
隣でしゃべる生き物が
何ものかも知らぬ。
ただただ、あなたの
列車が来ることだけを
のぞんでいるのかも。
寒空の中、
マフラーでもして
待ってればいいのだけれど
そんなシャレたものは
持ってない。
せいぜい手袋で
自分のほおを擦ってみるか。
心地よさげに
シュンシュンと
たまさか
帰るのを
遅らせてみよか。