蕎麦が好きなので、昼、近くの手打ち蕎麦屋さんに行きました。
飲食店ではお蕎麦を食べた後に白くてトロみのある蕎麦湯が急須のような入れ物に入って出されますよね。
蕎麦湯も楽しみのひとつです。
『蕎麦湯』の歴史は長く、江戸時代にさかのぼり、信州で飲む習慣が生まれたといわれています。
もともとは胃腸の調子を整えるための薬代わりに飲まれていたそうです。
江戸時代のそば屋は何でも屋で、酒や薬も置いていた。そばを食べ、そば湯で体を温め、帳場で求めた風邪薬を飲んでぐっすり寝る。そば湯にはそんな役割もあったようですね。
そば粉の栄養素は水に溶けやすく、特にそば粉に含まれている植物性たんぱく質はとても健康に良いですが、半分以上はお蕎麦を茹でたときに流れ出てしまいます。
ほかにも、水溶性のカリウムやビタミンB群、でんぷんや食物繊維、ルチンなども溶け出してしまうそうです。
消化を助けるうれしい栄養素がたっぷり!それじゃあ飲まないともったいない!
皆さんはどうしていますか?
私はまず蕎麦の香りや味わいを十分に楽しむためにそのまま飲む。
そのあと味の濃さを調整しながらそばつゆで割っています。
手打ちならではの、濃厚な仕上がりはいいですね。
ただそばつゆには塩分が含まれているので、塩分の摂りすぎには十分注意したほうがいいようです。
1日に必要な塩分量の半分が含まれているとか・・・。