3 着々と進むニッポン植民地計画
〇 日本の「地獄の近未来」 ⑥ アメリカに見捨てられて、中国にすがりつく
もちろん、読者の中には「そんな馬鹿な話が実現するなんてホントにあり得るのか?」と、にわかに
信じがたいという心持で感じている方もおられるのではないかと思います。しかし、日本経済が中国な
んか足元にも及ばないくらいに勢いがあった1990年代に、「中国人のインバウンドの爆買いを頼りに
し、日本の一流企業が軒並み中国人に買い叩かれ、日本人の婦女子が浅ましく買い漁られる」ような
今日の日本の姿を予測できた人など、ほとんどいなかったのではないでしょうか?
だとしたら、2030年や2040年に、以上に描写したような、アメリカに、“見捨てられ”、中国に
“すがりつき”始めた日本人が、中国人の好きなようにあしらわれ、奴隷のように扱われていく未来が
訪れること等絶対にあり得ないなどと、一体誰が言えるのでしょうか。
少なくとも筆者には、これまでの人類の長い歴史を踏まえ、現状の経済状況と国内における緊縮思想の
強大な力を深く認識し、将来の世界経済の動向と極東の外交・安全保障環境の状況を踏まえれば、日本が
中国の悪夢のような、事実上の植民地支配を受けてしまう近未来は、極めて蓋然性の高い、十二分以上に
あり得る近未来だとしか考えられないのです。
つまり、誠にもって残念な話ではありますが、現在の総理総裁である岸田文雄氏に象徴される今のまま
の自民党政治が続けられる限り、日本は中国資本に飲み込まれる形で、滅び去る他ない状況に追い込まれ
てしまっているのです。
4 国家の未来図を書き換えれば、日本は復活できる!
― 反緊縮と自主防衛で再び強いニッポンになる ―
〇 増税をストップさせて貧困化、経済停滞から脱却
以上、本書では、このまま、「何もしなければ」、我々日本の滅亡はもはや避けられないところに立ち
至っていることを詳しく“解説”致しました。これを“解説”と言わねばならないのは、現実をしっかりと
見据えて、そう考えざるを得ない状況に我が国が至っていることを、「たんなる“仮説”などではない、
厳然たる“事実”」と言う他ないからです。
しかし、一人一人の日本人が立ち上がれば、「この悪夢を避けることができないなぞということは万に
一つもない」という点を最後に解説差し上げて、本書を終えることとしたいと思います。
まずは、与野党で心ある国会議員たちが立ち上がり、「反成長」を乗り越え、「緊縮思想」を象徴する
「プライマリー・バランス規律」(=国債を発行することを禁止するする規律)を撤廃し、積極財政を
展開することを通して日本を成長軌道に乗せることは、絶対に可能です。
並行して、同じく与野党の心ある国会議員たちの手で、極東の厳しい安全保障環境の中で、アメリカ
に頼らずとも「自主防衛」できる状況をつくるべく、(現在岸田氏が主張しているような)増税ではな
く“国債”でもって防衛力の抜本的な増強を可及的速やかに進めていくこともまた、絶対に可能です。
さらには、こうした国会議員たちの取り組みを、心ある日本国民が与野党の立場を超えて徹底的に
支援していくこともまた、絶対に可能です。
マスメディアの中にも、この国家の存亡を見据えた、「緊縮思想」を乗り越え、自力で「自主防衛」
をなす体制を作り上げるための“最後の闘争”に賛同し、あらゆる圧力を撥ね除きながら、心ある日本国
民の一員として、支援し続けていくことも、絶対に可能です。
〇 緊縮思想から抜け出して、経済成長と国家の自立を図る
こうして日本人が、自らの「緊縮思想」を打破し、乗り越え、経済を成長させることを通して、
自主防衛が可能な状況を自らの手で実現できる道筋がつけば、もはや「アメリカに見捨てられるか
どうか」という情けなき問題ではなく、アメリカに頼られる存在と成り果せることすらあり得る
こととなります。そして、「アメリカの真のパートナー」として対等に議論しながら、日米安保条約、
日米地位協定を真に対等なものに改正していくことも自ずと可能となります。
そうした体制を築き上げれば、「中国の属国になるかどうか」という情けなき問題ではなく、中国
とパワーバランスを保ちながら、そして、北方のロシアとのパワーバランスを保ちながら、極東の
安全保障を実現する中心的存在に、日本がなり果せることとなるでしょう。
そうすれば、日本はアジアにいながらにして西洋文明をもっとも取り入れることに成功した唯一
の国家として、米中、そして西洋と東洋の橋渡し国家として、世界の平和と安定に貢献する国家とな
るのです。今、筆者の脳裏には、日本がアメリカに見捨てられ、中国の属国として朽ち果てていく
未来と同時に、こうした輝かしい未来もまた、ありありと浮かんでいます。
一人一人の日本人が、与党ならびに野党の国会議員、マスメディア、官僚、財界、大学、言論人、
そしてありとあらゆる日本人がこの輝かしい未来のビジョンとそれに至る道筋のイメージを共有し
さえすれば、後は自ずと我々は、最悪の悪夢へと向かう既定路線から外れ、輝かしい日本の未来への
道を歩みだすことができるのです。
本書がそうした輝かしい未来へとつながる道を、日本人が歩みだす小さな契機とならんことを、
当方は心の底から強く、祈念しています。
是非とも読者各位もまた、当方と同じく、日本復活を強くイメージし、その実現に向けた道筋を
我々が採択できることを、強くご祈念いただきたいと思います。
( 以上で“安い国ニッポンの悲惨すぎる未来” の紹介を終わります。 )
〇 日本の「地獄の近未来」 ⑥ アメリカに見捨てられて、中国にすがりつく
もちろん、読者の中には「そんな馬鹿な話が実現するなんてホントにあり得るのか?」と、にわかに
信じがたいという心持で感じている方もおられるのではないかと思います。しかし、日本経済が中国な
んか足元にも及ばないくらいに勢いがあった1990年代に、「中国人のインバウンドの爆買いを頼りに
し、日本の一流企業が軒並み中国人に買い叩かれ、日本人の婦女子が浅ましく買い漁られる」ような
今日の日本の姿を予測できた人など、ほとんどいなかったのではないでしょうか?
だとしたら、2030年や2040年に、以上に描写したような、アメリカに、“見捨てられ”、中国に
“すがりつき”始めた日本人が、中国人の好きなようにあしらわれ、奴隷のように扱われていく未来が
訪れること等絶対にあり得ないなどと、一体誰が言えるのでしょうか。
少なくとも筆者には、これまでの人類の長い歴史を踏まえ、現状の経済状況と国内における緊縮思想の
強大な力を深く認識し、将来の世界経済の動向と極東の外交・安全保障環境の状況を踏まえれば、日本が
中国の悪夢のような、事実上の植民地支配を受けてしまう近未来は、極めて蓋然性の高い、十二分以上に
あり得る近未来だとしか考えられないのです。
つまり、誠にもって残念な話ではありますが、現在の総理総裁である岸田文雄氏に象徴される今のまま
の自民党政治が続けられる限り、日本は中国資本に飲み込まれる形で、滅び去る他ない状況に追い込まれ
てしまっているのです。
4 国家の未来図を書き換えれば、日本は復活できる!
― 反緊縮と自主防衛で再び強いニッポンになる ―
〇 増税をストップさせて貧困化、経済停滞から脱却
以上、本書では、このまま、「何もしなければ」、我々日本の滅亡はもはや避けられないところに立ち
至っていることを詳しく“解説”致しました。これを“解説”と言わねばならないのは、現実をしっかりと
見据えて、そう考えざるを得ない状況に我が国が至っていることを、「たんなる“仮説”などではない、
厳然たる“事実”」と言う他ないからです。
しかし、一人一人の日本人が立ち上がれば、「この悪夢を避けることができないなぞということは万に
一つもない」という点を最後に解説差し上げて、本書を終えることとしたいと思います。
まずは、与野党で心ある国会議員たちが立ち上がり、「反成長」を乗り越え、「緊縮思想」を象徴する
「プライマリー・バランス規律」(=国債を発行することを禁止するする規律)を撤廃し、積極財政を
展開することを通して日本を成長軌道に乗せることは、絶対に可能です。
並行して、同じく与野党の心ある国会議員たちの手で、極東の厳しい安全保障環境の中で、アメリカ
に頼らずとも「自主防衛」できる状況をつくるべく、(現在岸田氏が主張しているような)増税ではな
く“国債”でもって防衛力の抜本的な増強を可及的速やかに進めていくこともまた、絶対に可能です。
さらには、こうした国会議員たちの取り組みを、心ある日本国民が与野党の立場を超えて徹底的に
支援していくこともまた、絶対に可能です。
マスメディアの中にも、この国家の存亡を見据えた、「緊縮思想」を乗り越え、自力で「自主防衛」
をなす体制を作り上げるための“最後の闘争”に賛同し、あらゆる圧力を撥ね除きながら、心ある日本国
民の一員として、支援し続けていくことも、絶対に可能です。
〇 緊縮思想から抜け出して、経済成長と国家の自立を図る
こうして日本人が、自らの「緊縮思想」を打破し、乗り越え、経済を成長させることを通して、
自主防衛が可能な状況を自らの手で実現できる道筋がつけば、もはや「アメリカに見捨てられるか
どうか」という情けなき問題ではなく、アメリカに頼られる存在と成り果せることすらあり得る
こととなります。そして、「アメリカの真のパートナー」として対等に議論しながら、日米安保条約、
日米地位協定を真に対等なものに改正していくことも自ずと可能となります。
そうした体制を築き上げれば、「中国の属国になるかどうか」という情けなき問題ではなく、中国
とパワーバランスを保ちながら、そして、北方のロシアとのパワーバランスを保ちながら、極東の
安全保障を実現する中心的存在に、日本がなり果せることとなるでしょう。
そうすれば、日本はアジアにいながらにして西洋文明をもっとも取り入れることに成功した唯一
の国家として、米中、そして西洋と東洋の橋渡し国家として、世界の平和と安定に貢献する国家とな
るのです。今、筆者の脳裏には、日本がアメリカに見捨てられ、中国の属国として朽ち果てていく
未来と同時に、こうした輝かしい未来もまた、ありありと浮かんでいます。
一人一人の日本人が、与党ならびに野党の国会議員、マスメディア、官僚、財界、大学、言論人、
そしてありとあらゆる日本人がこの輝かしい未来のビジョンとそれに至る道筋のイメージを共有し
さえすれば、後は自ずと我々は、最悪の悪夢へと向かう既定路線から外れ、輝かしい日本の未来への
道を歩みだすことができるのです。
本書がそうした輝かしい未来へとつながる道を、日本人が歩みだす小さな契機とならんことを、
当方は心の底から強く、祈念しています。
是非とも読者各位もまた、当方と同じく、日本復活を強くイメージし、その実現に向けた道筋を
我々が採択できることを、強くご祈念いただきたいと思います。
( 以上で“安い国ニッポンの悲惨すぎる未来” の紹介を終わります。 )