そういえば、最近は仕事を選り好みしなくなったなあ。
そりゃあね、なんでも得意じゃないんですよ。
得意じゃない仕事でも、来るという事は何かあるんじゃないかと思うのでね。
次来なかったら、それはあちら側のそういう評価という事でさ。
もちろん体が一つしかないから、そこからこぼれる仕事は断るよ。
まあ、そういうやり方で、なんとか細々でも仕事が繋がってきたからそれでいいやと思ってるわけです。
駆け出しの頃は18禁の仕事が回ってきて、「こんな仕事、親に見せられないじゃないか」と思いました。
「ガンダムやナウシカに憧れて入ったのに18禁かよ」と思った。
でも仕事を辞めようとは思わなかったんだよな。
そういう怒りや挫折や思いつく限りのアイデアも、ほとばしる若さもすべて18禁の作品に投入しようと決めた。
結局それがどんな絵になったかというとさ。
巨大な化け物の巨大なチンチンが人を飲み込み、建物や街を破壊するという絵になった。
彼女もいなければ、お金もないし。
18禁の仕事しかなかったんだよ。
でも、そもそも嫌いじゃなかったんだよな。
親には見せられないけどさ。
そして今がある。
昨夜の『歌謡曲を通して日本を語る』に触発されまして。
本日のカラオケは2時間、ジャニーズのヒット曲を歌いました。
郷ひろみから嵐まで。
そして『ガラスの十代』を初めてカラオケで歌いました。
なぜ今日まで歌わなかったのかというと、十代というところにひっかかっていた。
ガラスの十代がヒットしたころは、僕はすでに十代じゃなかった。
たったそれだけのことで歌わなかった。
しかし歌ったら、もー歌えちゃう。
飛鳥涼のつくったメロディーがしっかり頭に入っている。
たとえばジャニーさんに「YOU、歌っちゃいなよ」といきなりステージに出されてもアカペラで歌えるよ。
いやー驚いたね。
まあ、当時の光GENJIの人気はすごかったからな。
テレビを観ながら、頭の中で一緒に歌ってたんだな。
今日はそんなこともありながら、胸がいっぱいになりました。
お昼を食べることも忘れてね。
今日は甥の引っ越しの手伝い。
待ち合わせ場所まで自転車をこぎながらトシちゃんの歌を歌いながら向かう。
トシちゃんの声真似に夢中になって、待ち合わせ場所を通り過ぎてしまった。
ジャニーズの歌を噛みしめるように歌っている。
夜、『歌謡曲を通して日本を語る』で小林先生の歌も聴いた。
声が若いくていいわ。
チェブリンさんや大須賀淳さんも楽器やれるんだよなあ。
羨ましいわ。
もっと聴きたいわ。
忙しいと思うけど、ぜひとも続けてほしい。
僕もカラオケで昭和のジャニーズを歌うよ。
そういえば、甥の引っ越し先の窓からカラオケ店が見えたな。