
日曜日の夜になると、テレビで日曜美術館が流れています。
それを夕飯の片づけをしながらチラッと観てるわけですが。
家人が「あなたの専門でしょ」というのね。
「ちょっと違うんだよね」と僕。
厳密にいうと僕の専門は、昭和45年から昭和59年までのテレビの特撮やテレビアニメが専門です。
とはいっても所々抜けてるし、僕より深い知識や理解に優れている人はいます。
アニメの仕事についてからは、なぜ子供の頃に観ていたアニメが話数によって仕上がりが違うのかは想像できるようになりました。
舞台裏を知るのが仕事の一つなんでしょうね。
その入り口で「やっぱり違いました」と思って諦める人もいると思うんです。
仕事の話とは違いますが、新宿2丁目のホモの方から逃げた時の気持ちに近いと思う。
目が覚めるような瞬間がある。
まあ、その時はホモの方が「なんだ違ったのか」と思ったでしょうけどね。
で、ぼくはその時にそういう世界があることを知って、それからは夜に新宿2丁目にはいかなくなりましたよ。
知るうちにどんどん深みにはまっていくのが、その人にとっての専門ということでね。
ジャニーさんに愛されて目が覚めた人がいたなら、「やっぱり違いました」と清く去る。
それでいいじゃないですか。
清く去れない奴が、ジャニーズを壊れるまで叩く。