小倉恒子さんの本を読んで

癌がわかった頃、何人かの友人から読んでみたら、と勧められていた本。

「乳癌が再発した人の明るい処方箋」（小倉恒子さん）

その時は、なんだか全く読む気がしなかったのですが、

手術が終わって退屈した頃、思い出し、入院中にアマゾンで購入しました。

検索してみたら、小倉さんが数年前に書いた本も出てきて、

アマゾンのサイト上で、中身も数ページ読めるようになっていたので、

読んでみたら、グッときてしまった

娘や息子へ伝えたいメッセージがぎっしり詰まった1冊。

「Will-眠りゆく前に-」

自宅に戻ったら、届いていたので、一気に2冊読んでしまいました。

Judyに、読んでみれば～と言ってくれた人の意味がわかった気がした。

非常に元気で前向きで強い人。

女医さんであり、ダンサーであり、母であり、娘である。

（癌になった後すぐに離婚しているのだが、夫婦の話、家族の話も興味深いです。）

約20年前に乳癌になって、何度も再発して、何度も抗ガン剤などを繰り返して、
それなのに、今も、背筋をまっすぐにして、凜として力強く生きる姿が伝わってくる。

今までも、かなり「生きる」ことを大事にしてきたつもりだったけれど、

あらためて、「生きる」って素晴らしいことなんだなあ、と思いました。

いい本でした。

書籍の間にはさんであった出版社のハガキにメッセージを書いて送ろうと思います。

小倉恒子さん、ありがとう