【エリザベス女王杯】
✘ 今週のエリザベス女王杯G1の出走馬で、多くの勝ち馬が誕生している、前走-府中牝馬S組を血統背景から詳しくみてみたい
そのなかで最高着順である2着のシンティレーションをとりあげる
✘ 府中牝馬S勝ち馬ブレイディヴェーグのタイムは1.44.7。そこから0.2差でシンティレーションが2着。上がり32.8は勝ち馬とおなじ驚異的豪脚だ
✘ 逃げ先行勢が潰れた流れからも、展開がハマった感もしなくはないのですが、簡単に出せる脚ではないですよね
✘ 重賞での実績こそないものの、前走はデビューから26キロ増の480キロと完熟期をむかえたのだろうか
《牝馬は格より調子》といいますから、前走の10番人気を嘲笑うかのような激走は、彼女の『バカにしないでよ』という声が聴こえてきそうです
父 ロードカナロア
【代表産駒】
圧倒的な実績を残した牝馬
アーモンドアイ: 三冠牝馬として歴史に名を刻み、ジャパンカップ制覇など、国内外のGIを多数勝利。ロードカナロアの代表産駒として、その名を最も広く知られています。
短距離戦線で活躍した牡馬
ダノンスマッシュ: 高松宮記念を2勝するなど、短距離王として君臨。ロードカナロアのスピードを最も顕著に受け継いだと言えるでしょう。
ステルヴィオ: 高松宮記念を制し、短距離界のトップクラスに名を連ねました。
中距離戦線で活躍した牡馬
サートゥルナーリア: 皐月賞を制し、クラシック戦線でもその力を示しました。ロードカナロアの産駒は短距離のイメージが強いですが、サートゥルナーリアのように中距離でも活躍する馬もいます。
母 ファシネートダイア
父系
アグネスタキオン: スピードとパワーを兼ね備えた、サンデーサイレンス系を代表する種牡馬です。ファシネートダイアにスピードと競走能力をもたらしています。
サンデーサイレンス: 近代競馬を席巻した伝説的な種牡馬です。世界中の競走馬にその血統が広がっています。
母系
トコア: カーネギー産駒で、スタミナと底力が特徴です。ファシネートダイアに持久力と長く脚を使う能力を与えています。
カーネギー: サドラーズウェルズ産駒で、欧州で活躍した名種牡馬です。スタミナと根性のある産駒を輩出しています。
代表兄弟馬
ファシネートダイアの半兄には、アドマイヤコマンドという競走馬がいます。アドマイヤコマンドは、青葉賞や毎日杯で2着に入るなど、クラシック戦線でも活躍を見せた馬です。
[府中牝馬S組]
コンクシェル 9着
コスタボニータ 11着
シンティレーション 2着
ハーパー 15着
モリアーナ 8着
ライラック 13着
ルージュリナージュ 5着
ローテーション
府中牝馬S組 [4-6-2-38]
秋華賞 [1-3-2-21]
オールカマー [3-1-0-13]
OP、条件クラス[0-0-0-39