光源氏 3歳になられ「袴着の式」のとき、母君の桐壺さまは更衣より位が上がり、御息所(みやすどころ)となった。しかし、心労はつづき、光源氏が3歳のときになくなってしまった。おって話すことになるが、源氏殿がすんなり天皇に准ずる位に就けなかったのは、正室-皇后の皇子でなかったことにある。
限りとて別るる道の悲しきにいかまほしきはいのちなりけり
と、息もたえだえの中で詠んだ桐壺の更衣心残りは、なんとも悲しき心境だったであろう。
歴代の女たらし光源氏は、3歳のときに母をなくしている、そして、正室(皇后)の子ではない。というところにキーポイントがあるような気がします。
限りとて別るる道の悲しきにいかまほしきはいのちなりけり
と、息もたえだえの中で詠んだ桐壺の更衣心残りは、なんとも悲しき心境だったであろう。
歴代の女たらし光源氏は、3歳のときに母をなくしている、そして、正室(皇后)の子ではない。というところにキーポイントがあるような気がします。