ここで、帝が日常おいでになる内裏における女たちの身分について、簡単に説明しておこう。
清涼殿は10以上に別れた殿または舎があり、それぞれに名称がある。女御たちの身分・役目によって区分けをされ、部屋の名前が身分を現していた。
◎大三角形の頂点は帝の正妻・皇后さま。家柄の高さはあたりまえだが、絶対に処女でなくては資格がない。実はこれが大変だった。
◎皇后さまがおいでになりる弘徽殿(こうきでん)には、有力な大臣の娘から女御が選ばれる。この屋敷に入れる女御が皇后(中宮)になれる資格を持った。
様々な祭事を取り仕切る権力者でもある。
◎更衣の位は大臣以下の家柄で、帝からどんなに寵愛を受けても、絶対に皇后にはなれなかった。
◎お話にでてくる、桐壺・梅壷・藤壺などなどは、住まいの庭などを称してつけら
れた愛称で、正式な呼び名ではない。
源氏物語の複雑さは、この位に関係してくることにある。
◎女房とは、日常の世話をする者たちの総称で、お使えする主人の地位によってまたまた権力が分かれていた。余談だが正妻のことを女房と呼んだのは後々のことだ。
清涼殿は10以上に別れた殿または舎があり、それぞれに名称がある。女御たちの身分・役目によって区分けをされ、部屋の名前が身分を現していた。
◎大三角形の頂点は帝の正妻・皇后さま。家柄の高さはあたりまえだが、絶対に処女でなくては資格がない。実はこれが大変だった。
◎皇后さまがおいでになりる弘徽殿(こうきでん)には、有力な大臣の娘から女御が選ばれる。この屋敷に入れる女御が皇后(中宮)になれる資格を持った。
様々な祭事を取り仕切る権力者でもある。
◎更衣の位は大臣以下の家柄で、帝からどんなに寵愛を受けても、絶対に皇后にはなれなかった。
◎お話にでてくる、桐壺・梅壷・藤壺などなどは、住まいの庭などを称してつけら
れた愛称で、正式な呼び名ではない。
源氏物語の複雑さは、この位に関係してくることにある。
◎女房とは、日常の世話をする者たちの総称で、お使えする主人の地位によってまたまた権力が分かれていた。余談だが正妻のことを女房と呼んだのは後々のことだ。