棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

読書より 金田一先生が語る 日本語のこころ 

2012-10-03 08:58:15 | 山郷の暮し
私の下手な抜粋よりも、ずばり 金田一先生が語る 日本語のこころ を読んだほうが好いに決まっていますが、
それを承知でタンポポ の話です。
 タンポポは鼓の音を表したもの。蕾の形が鼓に似ている。昔は「つづみ草」と言っていたようです。
タンポポってなんとなく外来語のような気がしていただけに、面白い話ですね。
しかし、よくよくこの「たんぽぽ」という響きを味わってみると、古代日本語の美しさを感じます。
外来語や和製英語が新しい日本語となっている今、発音そのものも変わっていきます。
其の代表が英語的?な妙な発音の和製ポップ音楽ではないでしょうか。

現在は日本タンポポが西洋タンポポに席巻され少なくなっているとか。
西洋タンポポは種で増えていき、日本タンポポは地下茎で、繁殖力のスピードは比べようも無い。
アスファルトをモノとせず、至る所に花を咲かせる西洋たんぼぼ。
可憐という言葉は適切でないほどたくましい。

ryusun

つぶやき

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