棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

ウギャーー-腰痛

2008-07-08 12:24:26 | 山郷の暮し
昨日、腰の痛みが幾分和らぎ、ゴロゴロして多少届こうってしまったことがあるので、娑婆に行こうと車に乗る。
車庫から出る寸前、ウギャーーブレーキを踏んだとたんに激痛が走り、もう少しでドスーーン。
しばらくハンドルにしがみついていた。
医者からの痛み止め(筋肉弛緩剤)も湿布薬もきかなきゃー、いったいどうすればいいのか。
ベットで丸くなっていた。

夜明け前にかなりの雨が降った今朝。
腰の痛みは無く、右足のしびれる痛みはあるが立っていられる。
なんとなく制作欲が湧き上がっているので、アトリエにはいった。
千手観音」の下書きをしている段階だが、腰の痛みをこらえて筆を取る。
ボチボチの気分がいつしかスーーと画面に集中。
イーゼルから離れようとしたした瞬間「ぎゃーー・イテーー

雨は上がってきたようで、空が明るくなってきました。しかし、我が体は・・・。
なさけねーはなしでございます。腰痛にはくれぐれもご注意!!。

6-おふくろと犬

2008-07-07 09:34:46 | エッセイ・随筆
捨て犬をひろってきてしまうのは子供の自然な行為。
「ボクがきちんとめんどうみるから飼つてヨーー」
となるのが普通です。
我が家では子供のわがままの上に、父がフトコロに入れて拾ってきてしまうのでした。
ただでさえ食料乏しいうえに、時には雑種犬が三匹。
いまほどつないでおれの、うるさいなどといわない時代でも、最終的苦情を処理したのは父でなく母であったと思う。
そんな時、子供たちは「お母さんは、動物嫌いだからナーー」
と、どこにでもある小さな親子喧嘩が持ち上がる。

雑種からそれなりの犬をよく飼ってきたが、一番めんどうをみてくれたのは、母だった。

母は80歳代後半に兄の家に居たが、そこの犬(コリー犬)の散歩をいつのまにかするようになつていた。
あるとき訪ねた私に
「あの犬は本当にバカ犬だよ。ただかわいがっているだけで、躾がなっていない」
珍しく不満をもらしていた。
その犬が散歩中に駆け出し、母が転んでしまった。
年寄りの転倒は大問題。
やはり骨折をしてしまい、それから散歩がおっくうになってしまつたようだ。
ほんとうにバカ犬でした。

賢犬サクラからの一言
わたしたちは、人間様にあわせて歩くのがルールです。
仲間を悪く言うのはナンですが、それができない犬は、猫にも劣ります。

イモリの卵を発見

2008-07-07 07:58:23 | 山郷の暮し
4年前に山田でイモリを見つけたときは、農薬で汚染されていない田圃があったんだ、とうれしかった。
其の年より数匹を飼い出す。
両生類のイモリは、這い出して脱走されてしまう。
昨年は名前をつけて(imori-1-2-3--)7匹。
越冬してきたもので、いつしか3匹になっている。4年前のものかわ不明。

ただ今3匹のイモリの餌(乾燥糸ミミズ)をやるとき、初めて気がついたことがあった(7/2)。
一週間前までは、小さいめの2匹の下腹部がポコッと膨らんでいた。そして、やや大きい5CMくらいの一匹は、ペニスらしきものが膨らんでいる状態であった。
また、顔の付け根?あたりかが突起状にふくらんでいた。

何かスリムになっているので、もしやと思い、コケが生えた石(お昼寝用においてある)を見ると、3mm以下の小さな透明粒がある。
数は紛らわしくてよく判らない。
とも食いさけてはいけないので、卵のついた石は移す。

これから、観測をしょう。と始めたのが7月2日だが、オス・メスの変化を記録してなかったのは残念だ。

卵らしきものに気がついてより三日目 明らかに大きくなり色も透明色から 濃い茶色になってきた。
卵と確認できるのは二個 ということは一匹は一つ生むだけか。

今日はゼラチン状のなかに、黒点が見えるようになった。
関連記事は5/9・10  6/17 ご覧ください


やってきました真夏の使者

2008-07-06 13:45:43 | 山郷の暮し
ドヨーーンした湿った空気が あたりのものをベトリと貼り付けて まとわりついてくるような梅雨独特の天気です。
市内よりも心地のよい風が吹く この花の谷がこんなですから 暑い所はたいへんなんでしようね。

バサバサと窓ガラスを打つ音に いよいよ来たか もうじき梅雨も明ける。
そうです、梅雨の末期になるころは 裏山からオオムラサキが次々と飛来してきます。
この蝶は人見知りをしないというか、ともかくどこにでも止まります。
人間の肌からの水分か 塩分を採るのかわかりませんが、ともかくナメテイルのがよく判ります。
クスグッタイほど、あの蝶のストローは舌なのだと感じます。
砂糖水などはびっくりするほど吸い取ってしまいます。
本当に寝ている犬の鼻なんか止まり、漫画的光景が目撃できます。

オオムラサキはご存知のとうり国蝶です。
国の花はサクラ。なれば国の蝶を定めようとした動きが 昭和8年(1933)におきましたが、いつもあることのそれぞれの思惑があり、いつの間にか立ち消えしたようです。
昭和31年(1956)にオオムラサキの切手(75円)が発行され、ふただび「国蝶だー」となり、翌年に国蝶として定まったようです。
めでたし、めでたし。

これから我が家には、天気のよい日になるとバサバサと飛んできます。
面白いこともあるかと 楽しみにしています。

腰痛日記なんていってられないんですが

2008-07-05 10:20:40 | Weblog
今朝は未だあけやらぬうちから腰から足にかけ、ずきーん・ズキーーーンと痛みが走る。
もう、三日もおとなしくしているのにナンテコッタ!。
体の向きをゆっくり変える。しばらくいいのだが、ドヨーートと痛みが始まり「ウウウッ!またかよー」
愛犬サクラが「トーチャン散歩にいコー」と叫ぶ。
「このやろー。腰に響くジャーネーカー。お前は腰痛にならねーのかっ」
と、くだらないことを真剣に考えてしまった。

腰痛日記などといっていられないのですが、イヤイヤ世の中は「肩こり・腰痛」でお悩みの方々ばかり。
アドバイスをいただき、ありがとうございます。
これでナオルという、自己治療法がいろいろとあるようですが、どうも整形医院の西洋的対処療法は人気がありませんねー。
ともかく収まるまで、しばらくゴロゴロしていろといわれても、怠惰・惰眠・無節操大好き人間の私でも、さすがにいやになってくる。
どうも、お昼ね・昼酒は健康であるから楽しいのでしょう。

真夏のお日様に満ち、ひまわりが次々と開きだしました。
早くショーパン姿で、サクラと散歩にいきたいなー。
http://blog.goo.ne.jp/yanakahatunechou

ヒェー腰がイテー

2008-07-04 15:43:56 | 山郷の暮し
私は若い頃から肩こり、手のシビレになやまされてきた。
原因の一つが、首のヘルニヤで、画家さんの職業病だと言われたが、さほどお仕事をしたわけでもないが・・。
それが、昨年腰を痛めてしまい、整形医院にかよっていました。
それなりに注意をしていたのですが、なぜか三日ほどまえから今までにない激痛に七転八倒。
といっても、動けなく、じっとしているのも辛く、ヒーヒーいいながら体の向きを変えている。
医者からの痛み止めゃ湿布薬はまったくきかない。
「クソッ。いたいドーーなっちまったんだ。
一層のことブロック注射でもしてもらうか。でも、経験者から止めた方がいいといわれたし」

痛みで自由のきかない腰は、まるで縛り付けられているか、重りをつけられたごとくで、自分の体重を支えきれない。

遠方の知りあいいの医師に電話
「急性ヘルニヤ」で、来るべくしてなったもの、じたばたせずにじっとしていろ。
動けるようになったら、オレん所へこいや。温泉でもいこー」

5年前に突然ものすごい激痛に、冷や汗をたらたら流し、こらえた結果が「痛風
この激痛は、たとえれば「虫歯の痛み」が休みなくズーーーーと2-3日続く。
本当に風があたっただけでも、ヒーーーとなってしまう。

腰痛の痛みはそれとはちがい、神経に障る痛みだから体の向きによっては和らいでくれる。
だが、なんとも吐きっぽくなるような、陰湿な痛みが腰から足にかけて走り回るのです。

医者の注意事項とてして、炎症をおこしているから風呂はダメ。ひたすらじっとしていることらしい。
本を読んでも、頭にはいらず、ただ今ベットの下にPCを置き、うつ伏せでポチポチとやっています。


5-おふくろー夫婦喧嘩

2008-07-04 14:47:00 | エッセイ・随筆
両親は大変円満で、少しヨイショすれば紳士淑女の雰囲気があったと思う。
私たち子供は、父から大声を上げられたことはないし、当然暴力的なことはなかった。
父も母もことばがきれいで、あらゆる子供たちに「丁寧な話し方」をしてくれた。
連れてきたガッタ小僧に「君たち」といい、言われた鼻タレも悪い気はしなかったようだ。

そんな両親だったが、確か中学の頃だったと思うが、母が大声で父と渡り合っていた。
そして、一升瓶を庭に叩きつけてしまったのだ。
僕らも驚いたが、一番驚き、落胆したのは父であったろう。
そう、私の酒好きは父から受け継いだもの。
大喧嘩は母のこの一撃でストップ。
「龍王や・・・。女って恐ろしいものだよ・・・」
父のその時の言葉は、いまでもはっきり思い出します。

夫婦喧嘩の原因はなんだったのだろう。
経済的なことだったのか、飲みすぎを心配したことだったのだろうか。
今となっては、聞く相手が居ません。
写真は文と無関係--賢犬サクラ

蛍の袋

2008-07-03 08:58:24 | 山郷の暮し
今年の梅雨はしっかりと降りますねー。
昨日の青空は、雨降り空に変わってしまいました。
農作物には欠かせない雨ですが、所によっては空梅雨だったり、大雨になったり。
梅雨の末期になると災害がおきやすくなり、地震被害地では大丈夫でしょうか・・。

「思索の道」となずけた我が散歩道は、樹木がたれさがり、緑色の空気がただよっています。
数年前までは道々に「蛍のふくろう」が、いまにも鈴の音をたてそうな雰囲気でゆれていましたが、すっかりなくなってしまいました。
たぶん、木々が茂り植生が変わってしまったのでしょう。
その代わり、以前には生えていない所にビッシリト咲いていました。

花の中を覗いてみますと、入り口と部分には細かな毛があります。
入り込んだ虫に、しっかりと受粉をしてくれるようにガードしているのでしょう。
何気なく観ていた花の一つ一つに、様々な仕掛けが隠されているのですね。

4-おふくろ--質屋の教え

2008-07-02 09:06:26 | エッセイ・随筆
老舗旅館の長女として生まれた母は、温泉町の三姉妹小町といわれたらしい。
私が30歳代のとき「谷崎潤一郎の「細雪」だったかい」とちゃかしたことがあった。
「田舎では、物語ほどでもなかったが・・・」
と、てれながらもまんざらでもない母に,艶っぽさを観た。
母はすでに70歳代で、5人の子供と父を支えた、戦後30数年の誇りと、もって生まれたプライドの高さがあった。
そおです、母はプライドが非常に高く、世間ずれした妥協はしない人のようだった。

鮮明な記憶に残っているのが、小学生のときのことだ。
「たつおお・・いっしょにきなさい」と、うす暗くなった時刻に、街中を30分ばかり歩いた。
裸電球の街路灯がボーと照らす路地に入り、格子戸をくぐる。
母は手にしていた袋包を主人に渡す。
それから何かやり取りがあった末
「ここは質屋さんといって、お金を貸してくれるところです。
あなたが大人になっても来てはいけない所です。いいですね!」
主人はよほど決まりが悪かったと見え
「ぼっちゃん、お待ちください。」とおひねりを渡そうとしたが、母は丁重に、しかし、きっぱりと断ってしまった。

母の教訓もむなしく、私の若い頃はいよいよ質草がなくなり、絵の具箱を持ち込んだこともあった。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本