サリイの時折猫日記

天使になって空から見ています

恋をも 我(あ)れは さらにするかも

2017年06月04日 | Weblog
「たから」
日差しはきついですが、
風が爽やかです。
体の節々の痛みを和らげるため、
奈良健康ランドでゆっくりするつもりですが、
近くの石上神宮に寄り道しました。
以前にも来た事があるのですが、
沢山の鶏が神宮内に放し飼いにされている、静かな神宮です。


物部氏の総氏神とされ、健康長寿・除災招福・百事成就の守護神として信仰されています。


鎌倉時代末期(1318年)の建立で、重要文化財。
上層に鐘が吊るされ鐘楼門(しょうろうもん)とも呼ばれたこともある「楼門」。


神様のお使いとされている「御神鶏」


牛の像。


結構なでられているようです。


灯篭には鹿の彫刻。


柿本人麻呂歌集  巻11‐2417
「石上(いそのかみ) 布留(ふる)の神杉(かむすぎ) 神さびて
    恋をも 我(あ)れは さらにするかも」


 「若い頃には何度か恋をし、そのたびにずいぶん苦しい思
いもしました.もう恋はすまい、することもないだろうと思っていたのに、
年をとって今またわたしは恋のとりこになってしまいました.
布留の社の老杉でもあるまいに」

老いらくの恋の歌らしい。

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