安くて美味しいワインはどれ? 安旨ワインつれづれ(安旨ワインと日々の出来事)

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サクラアワード“ダブルゴールド”受賞 ヴィニヤ・アルバリ・クリアンサ2011

2016-03-15 09:37:52 | ワイン


スペインはラマンチャ地方バルデペーニャスのテンプラニーリョ100%の赤ワイン。昨年日本のサクラアワードでダブルゴールドを受賞しています。
このヴィニヤ・アルバリとはヴィニヤ=ぶどう畑、アルバリ=日の出る、で「日の出ずるぶどう畑」と言った意味だそうです。一日中日当たりのよさそうな畑でブドウがすくすく育ちそうな感じです。



封を開けると、コショーのようなスパイシーな香りで全体に固い感じです。時間とともに香りとボリュームが出てきて、終わりごろにはシナモンのような香りも出てきました。
どの場合でもそうですが、やっと美味しくなるのは飲み終わりごろなんですよね。
サクラアワードでダブルゴールド、そこまでかなと思いつつも気がつきました。そうか、審査会の際は抜栓して用意されきっと審査までに時間が経っているんじゃないかと。
だから開けてすぐ飲み始める場合とだいぶ条件が違い印象が異なるんでしょうね。
普段飲みでもデカンタージュの重要性を感じます。でもデカンタージュはちょっと面倒でスルーしてまうんで、だからこそポアラーをもっと活用しなければ!

先日ワインの一部のコンクールについて疑問を書きましたが、このサクラアワードにも、ちょっと興味があります。

今年で3回目を迎えるこのアワードは、ワインスクールを主宰する田辺由美氏が審査責任者を務める日本で最大級の審査会です。また、審査員がすべて女性という世界的にも異色の審査会でもあります。なぜ女性なのか。これについて、日本におけるワイン事情を当アワードは次のように分析しています。
「週一回以上ワインを飲む頻度 女性34%男性27%」
「ワインを毎日飲みたいと思っている女性33.2%」
「女性がワインを好きな理由“味が好みだから”76.6%」
「ワイン愛好者の資格であるワインエキスパートは62%が女性」
「女性が家飲みするお酒はビールの次にワイン」
「女性にスパークリングワインが人気、輸入量は10年前の2倍に」
「“女子会”大盛況、ここでの主役はワイン」
等々と、ワインのトレンドは女性が創る!

そこで、女性目線のワインの審査会があってもいいじゃないかとなったのでしょう(ちょっと、こじつけぽい感じもしますが・・・)
でも、「甘くてジューシーなのがいい」なんて言っている女性が選ぶのでは・・・。心配は無用のようで、審査員はソムリエ、ワイン醸造家、ワイン講師、ワインジャーナリスト、ワインインポーター、流通・ショップの担当者等。
知名度やエントリー数も年々増え、2回目のエントリー数は前回の1.5倍の2904アイテムとなったそうです。
何だか華やかだし、いい感じもしますが、審査方法はきっと他のコンクールと同じでしょうから、評価に偏りがでるのはしょうがないでしょうね。
女性の購買意欲を高める目的だけでなく、日本のワイン文化全体の発展の一助となることを期待します。