安くて美味しいワインはどれ? 安旨ワインつれづれ(安旨ワインと日々の出来事)

安くて美味しいワインを探し求めて東奔西走!ワインだけでなく、様々なお酒や出来事もアップしていきます。

金賞受賞のわりには、まあ美味しかったシャトー・レ・ブランドーです

2016-02-16 09:46:57 | ワイン
シャトー・レ・ブランドー キュベ・ピュイ-ペラ2011、ボルドーの赤です。
パリ農業コンクールで金賞をとっているとのこと。どうしょうかなぁと思いながらもお手頃価格なので買ってみました。



何が「どうしょうかなぁ」なのか?
「金賞」だからです!
この手の受賞もので美味しいのに出会ったことがあまりありません。
このパリ農業コンクールのメダルもよく目にしますが、いままでどんなものか気にもしていませんでした。そこでちょっと調べてみることに。



金賞を謳ったワインの販売サイトに混じり、疑問に応えてくれるものがありました。
松岡正浩さんの“【金賞受賞ワイン】って本当のところどうなの?”というギァザリー内の記事。松岡さんはこのパリ農業コンクールで審査員をしていらしたので、真実味高しです。
それによると、デイリーワインレベルの物の中での「金賞」で、販路が確立しいているようなところは出品していないそうです。
なるほどね、言っちゃ申し訳ないけど中低レベルのドングリの背比べということなんですね。だから「えっ?これ金賞なの?」というものが多かったわけだ。他の賞もこんなもんなんでしょうか?
この松岡さんの記事、興味深いので一読されることをお奨めします。

さて、今回飲んだシャトー・レ・ブランドーですが、おとなしいですが、ボルドーらしい感じで、(このボルドーらしいと言うのも曖昧な表現ですが)そこそこいけました。
よかった・・・

センサシオネス・シングルヴィンヤード2013 ちょっとチリらしくないチリワイン

2016-02-14 09:33:08 | ワイン


カベルネソーヴィニヨンとシラーで作られているとあって、濃いめのワインを想像していまたが、すんなりさらっとしたのみ心地。フルボディだ複雑だなどと前評判でしたが、それほどでないというのが最初の感想。でも上品で美味しいことも同時に感じさせるワインです。
果実味たっぷりのチリカベと違い、落ち着きよく、こなれた印象です。
時間が経つと表情が変わって来ました。控えめだったタンニンが前に出てきて全体をがっしり固め、軽い感じの飲み口も少し濃くなった感じに。デカンタして少し置いてからのみ始めるといいかもしれません。



このセンサシオネスは、チリのサンチアゴから南に100km のカチャポアル・ヴァレーにあるシャトー・ロス・ボルドスのワイン。
ロス・ボルドスは設立は1991年と新しいですが、1948年から続くブドウ畑を引き継ぎ近代的な設備を整えてプレミアムなワインを送り出している家族経営のワイナリーです。
名前のセンサシオネスはセンセーショナルの意味。カベルネソーヴィニヨン80%、シラー20%をアメリカンオーク樽とフレンチオーク樽半々で8ヶ月熟成させています。
価格も素晴らしく、ネットなどでは1000円台前半で販売されいて、コスパ高しですね。

今回はOKストアでなんと799円で並べられているのを発見!即購入となりました。
まだいっぱい売っているので、あらかじめデカンタして飲んでみるために、もう一本買おうっと!

フグとヒレ酒とソアベと

2016-02-11 22:01:23 | ワイン


フグを食べに行きました。
皮のポン酢、てっさ、唐揚げ、フグちり、〆の雑炊。
ヒレ酒もいただきました。やっぱりこれだね、フグ料理には。
いつもならおかわりの熱燗をもらって二杯めを飲むところですが、メニューにボジョレーとソアベが載っていたので、迷わずソアベを頼みました。

イタリアのポッラ・ソワーヴェ・クラッシコ2014、ソアベの名を世界に広めた名門ポッラ社の白ワインです。
穏やかな酸味と花のような香りでフグちりとも相性良しでした。ハーフしか無かったので、ちょっと量がもの足りなかったな。



太古から、命を落とす危険を知りながらも、その美味しさから人々はフグを食べてきました。
時の政権は度々フグを食べることを禁止しましたが、食べる人は後を断たなかったようです。
明治時代にも禁止をしていましたが、1888年に伊藤博文が下関の春帆楼を訪れた時にフグを食べて美味しさに感嘆し、山口県知事に働きかけて山口県下でフグ料理が解禁されました。
現在では、1983年に制定された「ふぐの衛生確保についての新しい措置基準」により、22種類の販売可能なフグとその部位が示され、それ以外の部位の調理販売が禁止されています。(wikipedia より参照)

それで今は心配なく、美味しいフグをいただける訳ですね。
ありがたいことです。






なんも言えない的な感想 ヴェラタ・メルセゲラ・ソーヴィニヨン・ブラン2104

2016-02-09 14:36:35 | ワイン
スペインの白です。先日この赤を飲みましたが悪くは無かったのですが、この白は微妙。



メルセゲラはカヴァのベースとしてよく使われているブドウ品種。これにソーヴィニヨン・ブランを合わせて作られています。しかし香りも酸も淡くつかみ所がありません。
ブイヤベースを食卓で寄せ鍋風にやったのですが、完全に役不足。
でも、文句を言いながらもグビグビ飲んで早めに完飲。

このところ安白ワインでいいものにあたっていません。やっぱりそれなりの値段が必要?なんて、安旨ワイン探索隊としては弱気の発言が出てしまいそう・・・

ところで、寄せ鍋風ブイヤベースですが、こちらは美味しかった。
スーパーの鮮魚コーナーで、海鮮鍋セット(頭有えび、ワタリガニ、タラの切り身、ホタテ)と牡蠣、はまぐり、えび団子等を購入。加えてエリンギ、ブナしめじ、人参、玉ねぎ、キャベツも用意しました。
テーブルでコンロに載せた鍋にブイヤベースのルウでスープを作り具材を投入し、しばし煮込んで火がとおるのを待ちます。まずはここで一杯。
海老やカニが赤くなったらOK です。出来立て熱々をいただきます!
手づかみで海老やカニはほおばるので、タオルを忘れずに。
ここで冷えた白がまた嬉しい。もっと美味しいやつだったらなお嬉しいかったのに!
〆(しめ)は御飯を入れて、リゾットに。とろけるチーズも載せました。う~ん、満腹、満腹。
次回は白ではなくて、スパークリングにするかな。

コペルチーノ・リゼルヴァ 2008 ちゃんと美味しい飲める赤です。

2016-02-07 00:07:12 | ワイン
夕べ飲んだマルキ・ド・シャスが空振りで、どうも欲求不満ぎみで今日も一本仕入れて来ました。
昨日ワインエキスパートのバッチを付けたマネキンさんが、試飲販売をしていたイタリアワインから、コペルチーノ・リゼルバ2008年です。試飲して美味しかったのですが、昨日はなぜかボルドーが飲みたくてマルキドに走ってしまいました。



コンペルチーノ・リゼルヴァは南イタリアプーリア州のワイナリー“ポッターカルロ社”の赤で、主体の地場品種のネグロアマーロにマルヴァジャ、モンテプルチャーノがアッサンブラージュされています。
樽で一年、瓶で一年合計二年以上熟成されたリゼルヴァ、瓶もズッシリ重くいい感じです。

最初はそれほどハッとするような香りは立ちませんでした。また味も私が苦手な”旨味”のような雑味が少し感じられたのですが、時間とともにプラムや干し葡萄などの香りが現れ、味もまろやかバランスのいい飲み口に変化。
これは!とすかさずポアラーを使用すると、正解、正解。香りも風味も一層いい感じに。
香りも永続きして少しずつ変化して最後まで楽しむことができました。これで1000円ならコスパ高い。(マルキドはこれより高かった・・・)。
以前飲んだロッソ・モーリセ・リゼルヴァといい、この価格帯に美味しいイタリア物がありますね。
また探索してみましょう。

昨日はマネキンさんのお薦めどおり、初めからイタリア物にしておけば良かった・・・