のんびりばあちゃん奮闘記

毎日追われるような慌ただしさはとうに卒業しているのにのんびりできていない私の奮闘日記です。

初めて聞く手の込んだオレオレ詐欺の電話でした。

2022-03-09 17:04:55 | 日記
朝電話が鳴った。
以下逐語記録風経過です。
詐欺師A (医師役)  
(息子の名前を告げて、)○○さんのお宅ですか?  
私みなと赤十字病院の耳鼻科の医師近藤と言います。
本日○○さん(息子の名前)がのどが痛いといって受診されています。    
喉頭乳頭腫と言って喉に膿が付いていまして、麻酔をかけて取り除きました。               
この病気はご家族に癌にかかった方がいると遺伝性で3割が癌になります。
ご本人に聞いたところよくわからないというのでお尋ねの電話をしました。
というのです。
 え~。夫の父親つまり息子のおじいさんが食道癌で取っています。

詐欺師A(医師役)は
わかりました。ご本人はよくわからないというので直接聞いてくれと
言うのでお電話しましたが、今日のところは外来で処置しました
が次回の予約できちんと検査をします。
手術で取れますが遺伝があると3割の方が癌になりやすいということを
お伝えしました。
また後でご本人から電話があると思いますが、麻酔をかけて
いますので声が出しずらいので息子さんかわからないかと思います。
本人から話を聞いて下さい。では
 と言って切りそうだったので
あのー。赤十字病院の耳鼻科の近藤先生ななのですね?私も赤十字の関係で
神奈川県支部や病院はよくお世話になっているんですよ。
近藤先生ですね。お世話おかけします。
 と言ってすぐ検索かけると本日の初診を見ると医師の名前はありません。
え!いないじゃ。
喉頭乳頭腫なるものを調べると確かによく説明できている。
おとーさんに電話の内容を説明しているうちに詐欺師Bから電話がある。

詐欺師B(息子役)
お母さん?
今病院へ来ているんだけど先生から電話があったと思うけど、
家系を聞かれたけどわからないから。

私。
うん。電話あった。
おじいちゃんが食道がんだったって話したけど、声帯取ったから喉頭がん
だったわ。癌になるわけだ。ジャーまた後で。と話す。
(しゃがれた声で麻酔をかけた後のようなふりをして話している。
話し方が息子ではない。
声はわからないけど、息子はこんなしゃべり方しない。)

詐欺師B(息子役)
あっ、先生に呼ばれたからまた後で。と電話を切る。
しばらくして
詐欺師B(息子役)
さっきは途中でごめんね。
病院の中だから携帯が使えないので公衆電話でかけていたんだけど、
慌てて診察室に戻ってかばんを置き忘れて、探しに戻ったけどなかった
ので警備に届けたんだ。
結局お金がないんだという。
私。
あなたどんなバッグもっていっていたの?と聞くと(紺色だという。)
そんなバッグ持っていた?というと
むきになって持っていたと主張するころにはもう普通の声になっていた。
もう息子の声ではない。
警備に言うんではなく盗まれたならすぐ警察に連絡して
探してもらいなさい。
と言って電話を切る。
これが逐語記録風のオレオレ詐欺です。
すぐに戸塚警察に電話を入れて経過を話すうちに、
段取りとして警備の担当者とでもいう役が電話をかけてきました。
警察署員と別の電話で話していたので、出る必要は
ないし、留守番電話に切り替えておいてください。とのこと。
詐欺師とは一件落着。
病院を舞台にした新たな詐欺師の電話でした。
一方で息子に電話入れて、今どこ?と聞くと仕事中という。
ハアハハア~っ!
騙されなかったよ。
警察では、家の電話番号で息子の名前をかたるのは同窓会名簿とかが
流出してかけてくる可能性があります。
と教えられた。
病名は私も専門なのでわかるし息子の声も間違えるわけないし、
面白かったです。






コメント
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