渉成園は東本願寺の別邸で、
周囲にカラタチが植えてあったことから枳殻邸とよばれています。
現在の建物は蛤御門の変で炎上し、明治時代に復興されました。
京都駅から河原町通を北上すると、河原町七条あたりから
左側に土塀が続きます。この土塀を反対側、
つまり西側に回ると入口があります。
入口を入ってすぐ正面には高石垣といって
石の寄せ集めのような垣に目を奪われます。
一般の家の庭から集めた石を利用した、
いわゆるリサイクルの石垣。
元石柱あり、元挽き臼ありで、
実にうまく組み立てられています。
この石垣にそって植えられたカラタチが
今も残っていて、白い花を咲かせていました。
庭園は「池泉回遊式庭園」で、
石川丈山の作庭と伝えられています。
若葉が映え、サクラの花びらが池に舞います。
ここの池は本願寺水道として疏水から引き込まれた水です。
池と池をつなぐ小川にはカワニナもいて
蛍も飛び交うそうです。
シダレザクラの植えられた白砂の一画に
かわいくて鮮やかなスミレの一株を見つけました。
園芸品種のビオラだそうですが、
これがウサギスミレなのかもしれませんね。
池を覗いたり、草木のお話を聞きながら庭園をまわっていると、
都会のまっただ中にいることを忘れてしまいそうです。
周囲の樹木が喧噪を遮っていてくれるのですね。
周囲にカラタチが植えてあったことから枳殻邸とよばれています。
現在の建物は蛤御門の変で炎上し、明治時代に復興されました。
京都駅から河原町通を北上すると、河原町七条あたりから
左側に土塀が続きます。この土塀を反対側、
つまり西側に回ると入口があります。
入口を入ってすぐ正面には高石垣といって
石の寄せ集めのような垣に目を奪われます。
一般の家の庭から集めた石を利用した、
いわゆるリサイクルの石垣。
元石柱あり、元挽き臼ありで、
実にうまく組み立てられています。
この石垣にそって植えられたカラタチが
今も残っていて、白い花を咲かせていました。
庭園は「池泉回遊式庭園」で、
石川丈山の作庭と伝えられています。
若葉が映え、サクラの花びらが池に舞います。
ここの池は本願寺水道として疏水から引き込まれた水です。
池と池をつなぐ小川にはカワニナもいて
蛍も飛び交うそうです。
シダレザクラの植えられた白砂の一画に
かわいくて鮮やかなスミレの一株を見つけました。
園芸品種のビオラだそうですが、
これがウサギスミレなのかもしれませんね。
池を覗いたり、草木のお話を聞きながら庭園をまわっていると、
都会のまっただ中にいることを忘れてしまいそうです。
周囲の樹木が喧噪を遮っていてくれるのですね。