2021年11月9日
年末に向かって、
日本国内でのコロナ感染者数は激変し、
死亡者も0。
行動範囲の緩和も検討される今日この頃。
◆競馬のおはなし◆
競馬の世界では、
今年も国内から年間を通して、常に海外へと挑戦がされ続け。
ついに、アメリカ11月6日。
日本調教馬初の勝利を勝ち取りました。
アメリカはダート(砂)の本場。
牝馬5歳のマルシュロヌール号が、1800Mに出走。
父 オルフェーヴル(日本3冠馬・凱旋門賞2012/2013 2着)
母 ヴィートマルシェ 母父 フレンチデピュティ
国内では、地方交流戦で1、2着と結果を積み上げた上での挑戦。
現地では一番下の人気でしたが、大接戦の末、
鼻差の見事優勝!1着。
国内でもまだ1度もGⅠを勝利したことのない彼女が、
世界の競馬界の歴史に名を残す、大偉業をおさめました。
彼女を育てたのは、矢作芳人調教師・厩舎。
更に、もう1頭矢作厩舎から。
こちらも牝馬5歳。ラヴズオンリーユー号。
父 ディープインパクト(競馬を知らない人も知っている社会現象を起した名
馬)
母 ラヴズオンリーミー 母父 ストームキャット
彼女は中央競馬界でも海外でもGⅠに出走、勝利をおさめて来ました。
芝 2200M。2頭の間を割って、力強く突き抜け勝利。
1日の内に、1つの厩舎から2頭の勝利馬を出した矢作厩舎。
輸送、現地での体調の管理、練習場所の確保。
そして、馬主さんへの海外での挑戦の承諾。など、
様々なことをクリアして、成し遂げられたこの勝利は、
矢作芳人調教師(マルシュロレーヌ=1着)
「ちょっと仕掛けが早いかなと思った。(人気がないのは)
なんで馬鹿にされているのかなと思っていた。
(BCで一日2勝は)もう死んでもいいくらい。
ダートで勝てたことがうれしい」
●アメリカ ブリーダーズカップディスタフ ダート 3歳以上 牝 1800M
中央 矢作芳人調教師 マルシュロヌール号、マーフィー騎手 初コンビ
矢作調教師は、開成中学校、高校を経て、オーストラリアで修行後、競馬学校
入学卒業から苦労を重ねられ、セオリーを踏んだ育成をされ、沢山の名馬、名
牝を世に送り出されています。60歳。
●アメリカ ブリーダーズカップ フィリー&メアターフ 牝 芝 2200M
ラヴズオンリーユー号 鞍上 川田将雅騎手
川田将雅騎手が鞍上でハートマーク。彼女の馬名が、ラヴ、ズオンリーユー号
だから?!(*^^*)
そして、厩舎の方々とマルシュロヌール号&ラヴズオンリーユー号
彼女達が無事に帰国し、輝かしい戦歴を携え、ブラッド・スポーツの世界、素
晴らしい血を残していくため、引退から繁殖馬へ牧場へ帰す。厩舎の方々のご
苦労は続きます。
そして、一生懸命に走ってくれるサラブレッドさん達の命が、1頭でも多く馬生
を全う出来るようになることも、これからの競馬界の課題だと思いながら、私
もいつか、サラブレッドさん、関係者のみなさんに教えていただいた魅力にお
応えしたいと思う日々です。
ロヌールちゃん、ラヴズちゃん、心から、ありがとう❤