2021年4月30日
明日5月1日は、八十八夜。
立春から数えて88日目。
霜もおりなくなって、初夏へと移る。
近所の茶畑も摘まれている所と、新芽が残っている所と。
先日、60代後半の地元の方が、
子供の頃は、茶摘みで1週間学校が休みになって、
みんなで摘みに行かされていた。と話されていました。
東北の方も、学校から、
あなたはあそこ。あなたはあそこの農家。と割り振られて、
1ヶ月程、学校は休み。
子供も労働力の一員だったよ。
時代は変わって、なかなか仕事にも就けない。
特にコロナで仕事を失って。
人との関わりも希薄になり。
犀の角のようにただ独り歩め
という言葉を聞いた20代の頃。
目の前にあるたったひとつの揺るがないものを
しっかり見つめ、逃さないように生きていきなさいという
ように教えてくださった方がいました。
が、これは、ブッダのことば スッタニパータという
お釈迦様のことばだった。
犀の角の節に40の詩句が収められていて、
その一つひとつの最後に、犀の角のようにただ独り歩め
が書かれて締めくくられていたということを最近知り、
読んでみたら、何とも力強いエネルギーが発せられていて、
驚いた。
収められていることは、ただただ日常的なよく理解している
ことだけれど、40もの詩句の最後に必ず犀の角の・・・とあると、
1回1回ずしり!とお腹に収められる感覚になり、
最後には、よし!しっかり前を向いて歩くぞ!という気持ちに
なるのが不思議だ。
これは、元気になれるものに巡り会ったので、
心がたゆたったら、読むことにしよう。