風と花とわたし 〜

日常のささやかな喜びの輪を広げて・・・RING、リング♪ ring!

深まりゆく秋 輝く日輪 燃える曼珠沙華

2021-09-13 23:11:12 | 歳時記

2021年9月13日

 

 

今日はまた夏の暑さになるとの天気予報。

陽射しは強かったけれど、やはり、季節は秋。

 

空には羽のような雲があちらこちらに出現し、広く高く、秋らしい空が広が

って、鼻腔には、甘い金木犀の香りが侵入。幸福を感じる1日のスタートに

感謝。

 

そして、午後の空は更に荘厳され

 

   

   ひかりの輪。日輪が出現。それはそれは大きくて、吸い込まれるの

   ではないかと思うほど。久し振りの日輪に感謝をまたひとつ。

 

東京でも芽が出ていた彼岸花。本来地元は開花時期は遅い筈なのに

   

 

   

   咲き始めました。

 

私は、

道の辺にそっと咲いているのは、彼岸花。

群生で咲いているのは、曼珠沙華。と感じます。

こちらは、曼珠沙華。

    

    これから、燃えるように咲き乱れます。

 

そして、曼珠沙華を見るたびに心に流れる曲。

 

日本歌曲「曼珠沙華」

詩 北原白秋、作曲 山田耕筰 

GONSHAN(ごんしゃん) GONSHAN 何処へゆく
赤い御墓の 曼珠沙華(ひがんばな) 曼珠沙華
今日も手折りに 来たわいな

GONSHAN GONSHAN 何本か
地には七本 血のように 血のように
ちょうどあの児の 年の数

GONSHAN GONSHAN 気をつけな
ひとつ摘んでも 日は真昼 日は真昼
ひとつあとから またひらく

GONSHAN GONSHAN 何故(なし)泣くろ
何時まで取っても 曼珠沙華 曼珠沙華
恐(こわ)や 赤しや まだ七つ

※GONSHAN (ごんしゃん)とは、北原白秋の故郷・福岡県柳河

(現:柳川市)における方言で、「良家のお嬢さん(令嬢/娘)」

を意味している。

 

まさに目の前に広がる朱い曼珠沙華を心に抱きながら、

子をなくした悲しく乱れる母の心に心を重ね、口ずさむ。

 

そして、また、貧しい昔。根に毒を持つ彼岸花は、

女性にとっての密かな薬として使用されていた。

懺悔の感情溢れる、過去の苦しい女性達の心に心を重ねる。

 

豊かで穏やかな秋にひっそりと感じる、切ない秋。

両方の感情を理解出来、寄り添える心でありたいと、

改めて思う。

 

 


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