和楽の会民謡ファンのみなさま 何かが大きく変わろうとしているんです 今までの自分じゃない違うゆうさんが生まれそうなんです 私に変化をもたらしたのは、どう考えても日本民謡フェスティバルでの貴重な経験だと推測しております 全くど素人で師匠を持たない単独の民謡常識すら知らない私が あんなにも見事で 素晴らしすぎる民謡のトップレベルの世界に足を運び入れたこと どう考えましても
奇跡なんです あの経験をしてしまった私は、今までの私と何かが大きく変わってきているのです 余りにも素敵すぎる民謡人との数々の出会いが、完全に私の心を動かしているのだと感じているのです 46年生きてきて・・ いや、8月14日が無事に来れば47年間です こんなに輝かしく夢のような舞台や楽屋に私が過ごせた経験など、考えることすら出来なかった もう二度と、あの場所には行くことが出来なかったのだと思いますと・・ 私って、どれだけ運の良い男だろうかと恐ろしくもなるのです
私がお会いしてみたい夢の民謡人さん達が、わんさかお着物を着て存在されておりました。 私は、その光景を生で観れたのです その方々は、話されてたり、音を出されたり、着物を着替えたりと動いていたんです 本物の民謡を行う、私の憧れの民謡人さんだったのです そもそも、桜さんだとか、由里さんだとか、夢先生だったり、ゆかりさんだったりって、隠岐しげさ節のプロ級、いやプロ軍団なんですよ 私が隠岐へ初めて渡った時には、雲の上の方々でね、とてもとても話かけることさえ出来ないような、そんな方々だったのです
そんな方々が、「ゆうさん、お久しぶりですね」なんてお声を掛けてくださるのが、すでに現実離れしているわけでしてね なんで私のお名前を覚えてくださってるんでしょうか っていいますか、忘れていないのが不思議なくらいなんですよ 隠岐で上級クラスの唄い手といえば、私に取りましては神様と近いレベルの人達のわけでしてね 更には、楽屋の中には、テレビでしか観たことのない方々が、何名も動いていたんです その方々にとっては、普通の環境だったのだと想像致しますが、私に取りましては、まるでテレビの中に自分が入り込んでいる、まさに極楽浄土へ参ったような幸せな気持ちに浸っていたのでした
もう、私があの場所へ、そして同じメンバーと二度と会えないのだと想像すると、ちょっぴり寂しい気持ちもございますが・・ それよりも、何よりも、人生を生きてきて、たった1度でも、こんなに夢のような素敵な民謡空間を肌で感じ取ることが出来て、誠に私は幸せ者でございます 民謡と出会って本当に良かった 民謡が私の人生を救ってくれたんです 私は、これからも民謡と共に人生を共有し、自分の心になるべく沿う形を作ってゆきたいと考えているのです もちろん将来、どうする、こうするって何も決めてなんかいません。
でもね、簡単なんですよ。 私は、その時、その時の自分の心に問って正直に生きてゆくだけだからなのです。 だから、素直に民謡と生きてゆきたいと思っているんです。 もちろん、民謡だけじゃー生きては行けません 床屋も頑張ります 仕事をして、その暇な時間を使って民謡を楽しんで・・ 時々、お客様に聴いて楽しんでいただければ、それで幸せです どこまで自分の目指す民謡が形に出来るのかは、わからないのですが、私の民謡は自由なんです。 誰にも止められることなく、全て自分で考え、自由に楽しんでいるんですよ
皆さんは、どんな民謡を目指してらっしゃるのですか 何を目標に練習されておられますか 私はね、私の心が決めてるんですよ 「ここを、こう唄いなさい」って 「こんな音を目指しなさい」とか、心が呟くんです 素直に従い、今に至っているんです 私にとっての民謡は自由な世界で、自分で全て考え構築されて成長しております もちろん、私の好みの唄い手さんの唄をヒントにはしております ですけども、自分らしさで唄いたいので完全にコピーするつもりはありません。 私にとっての民謡は、勝も負けも一切ないんですよ。 心が輝いていれば、どなたが唄った民謡も輝いているのです 初級、中級、上級、日本一、プロとか、私の中では一切関係がないんですよ。
好みは人、それぞれ、NO1なんて、みーんな感じ方が違うところが、また素晴らしいところだと感じておりますよ 私の音戸の舟唄がイイって言ってくださる方も、たまーに存在しますので、それを喜びに、これからも頑張って唄ってゆきたいと考えております 本日もご拝読、誠に有難うございました おやすみなさいませ
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