垂 線 北村 虻曳
石室の天に描かれた星辰のまたも一つが土へ墜ちゆく
朝冷えを覚える時節石に出て世代を終える虫が陽を浴ぶ
暗がりを滴り落ちる一筋の水の果てなる暗緑星雲
グリースの染みたる床を踏みしめて独りごちつつ真金を削る
うらがえりまたうらがえり葉一枚夕空高く吹かれていたり
削る = はつる
石室の天に描かれた星辰のまたも一つが土へ墜ちゆく
朝冷えを覚える時節石に出て世代を終える虫が陽を浴ぶ
暗がりを滴り落ちる一筋の水の果てなる暗緑星雲
グリースの染みたる床を踏みしめて独りごちつつ真金を削る
うらがえりまたうらがえり葉一枚夕空高く吹かれていたり
削る = はつる
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