アドナイネベル

アドナイネベルとは、ヘブライ語で「神の竪琴」という意味です。

ミックが亡くなりました 🐕 2016年5月12日

2016年05月15日 | 日記
午後の用事の為、木曜礼拝から急いで帰宅…

急いでとは言っても、途中で必要な買い物をしますから、いくらかは時間が経ってしまいます。

でもこれ以上は遅くなれない、早く帰らなければ
…とホーム駅から急いで帰宅途中、バラの咲いているお宅の前で呼び止められました。

始めはちょっとお顔が思い出せなかったですが、
話と共にミックの飼い主さんだとわかりました。

何だか様子が変…と思ったら、ミックが亡くなったという知らせだったのでした。

もう昨年の10月7日に…水曜日でしたね。

その頃は私の方も父の事で忙しくしていたので、何だか最近ミックとママさんに会わないなぁ~と時々思っていましたが、まさかそんな事になっていようとは…ビックリしました。

ミックママとは、もう何年のお付き合いになるのでしょうか。

この付近に住んでいた私の教会のあるご家族が飼っていたミントという犬がいて、それがそもそもの始まりで…

ミックと私の最初の出会いは、駅前公園。

その頃とても落ち込んでいた私が、ある日公園に行ったら、そこに犬連れの飼い主さん達がワイワイ集まっていて、その楽しそうな様子を近くでボ
~~ッと見ていたのでした。

すると、1匹の犬が私の所にやって来て、頼みもしないのにぴったり寄り添ってくれて。

それを見た飼い主さんは「あら~、この子はこんな事をする犬じゃないのに…」とビックリ。

私も、急に犬がやって来て、しかもぴったり寄り添ってくれたので驚きましたが、私自身も犬好きなのでとても嬉しく思いました。

寂しい気持ちを分かって寄って来てくれたんだとわかったから、飼い主さんに犬の名前を聞いて、「ミック、有難うね~」と話しかけて感謝したのでした。

ミックとの付き合いはそれがきっかけでしたが、
それ以来、何処かで見かければ必ず声をかけるようになりました。

ミック自身は、私がそれ以後ひどく落ち込む事はなくなったので、私に対して普通の犬に戻りましたが、私はずっと「ミック、ミック…」と言い続け…

飼い主さんは会う度に「ミックは、もう○○歳なんですよ~…」と言い言いしていましたが、毎年毎年ミックは元気で、その白いソックスを履いたような、足先だけ白くて黒い姿にお手製の散歩着を着て、いつもトコトコと変わりなく歩いているのでした。

ミックの長生きしている様子に周りの人達みんなが感心していましたが、そうやって年月が過ぎて行くうちに、ミックが長生きするのは当たり前…みたいな感覚になって行きました。

いつもいつもミックは元気で、また明日も明後日も会えるよ…と。

私もミックに会えると嬉しくて、次はいつ会えるかな…と少し不安になっても、また散歩中の何処かで見かけたとか、声をかけられなくても姿を見たとかして、いつもホッとひと安心していたのでした。

最後に会ったのはいつだったか…確か夏の暑い中でも何処かで見かけたり、会ったりしていて、飼い主さんにも「ミック、元気よ~」と言われて安心しましたが、その次は秋のある日に見かけたのを覚えています。

アルバムを辿ってみると…この写真が一番最後のものみたいですが、これは夏に撮った写真だと思います。

玉川上水から出て来た所の道で、ご近所の皆さん
お集まりの最中に私が通りかかったのでした。



改めて伺ってみると、ミックと飼い主さんのお宅はその道の目の前にあって、素敵なバラが沢山咲いているお宅がそうだったのでした。

そう言えば…そのお宅の2階の窓ごしにこちらを見下ろしている黒い犬の姿を見た記憶があります

猫もいたかも知れません。

だいぶ昔の事で、私もすっかり忘れていたのでした。

ミックはこんな近くに、こんなに素敵なお家に住んでいたんだね!

全然知らなかったよ。…

バラの花を前にして、私にミックの訃報を知らせてくれた飼い主さんと暫く話し込み、私は父が昨年11月に亡くなった事も話す事が出来たのでした


午後の予定が迫っていたので、私も早く帰宅しなければならず、また今度お話しましょう…と言ってお別れしました。

生きている者達は身近な者を亡くした辛さを乗り越えて歩んで行かなくてはなりません。

まだまだ未熟な歩みかも知れないけれども、神様は優しい方だから、私達の知らないうちに心のトゲを抜いて下さり、また朗らかに笑う事が出来るようにして下さいます。

神様は癒し主、イエス・キリストだから。

悲しみの中で流した涙を、主は受け取って下さる
。あなたのことを決して忘れてはいないよと語って下さいます。

神様に期待して、感謝します!


写真は、ミックと飼い主さんのお宅のバラの花。



こんなに綺麗なバラに囲まれて暮らしていたんだね。



ミック、有難う。また会おうね!














コメント
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