オリジナルレブスターの配線は白と赤のビニール線でピックアップはG&B製のヤマハオリジナル。早速、ピックアップと配線材、ポット、ジャック交換です。ピックアップはセイモアダンカンのホールロッタハムバッカーのセットにして配線材はビンテージウェスタンエレクトリックのブラックエナメル。ボリュームを絞ってもハイがそのままで減衰します。ミッドハイがストレートに出てモダンなハムバッカートーン。これはこれでいいのですが王道のレスポールサウンドとは別の雰囲気になっていきます。滑らかなフラットでゲインが高くクリーンでの解像度は抜群ですがクランチでのミッドレンジが暴れません。フェンダー系のシングルコイルPUでのバイト感はウエスタンのブラックエナメルの右に出るものはありませんがハムバッカーには勝手が少し違います。
そこでハムバッカーには避けて通れない現行の1芯USAブレイデットシールドワイヤーに交換。ホールロッタハムバッカーはタップにも対応の4芯なのでピックアップケーブルもブレイデッドに。やはりハムバッカーはシールドワイヤーの方がいいですね。ミッドハイの噛みつき感やグラッシー感の暴れたトーンは狙い通りでハイの成分が減った為、サウンドは太く感じます。ボリュームポットの減衰に絡むトレブルは早めに落ちるのでトーンの効きが上がったような感じも。レスポールをイメージするトーンにはシールドワイヤーは必需ですね。ケーブルをこれにするとPUの弦との距離がトーンに及ぼす影響を露骨に感じ取れます。単独PUのパワー感とMIXのクリスピー感の両立はこれまた沼感を誘発。