ボンゴを座って両足に挟んで叩くトラディッショナルスタイルは無理なので立って叩く用のスタンドです。ボンゴはLPですがスタンドはドイツのパーカッション新興メーカー、マイネルのプロフェッショナルボンゴスタンド。どことなくモダンなスタイリングの楽器を数多くリリースしているメーカーで新しい解釈のハードウェアも豊富。
普通のボンゴスタンドはシンバルスタンドにボンゴを固定するアタッチメントをつけたようなものが多くセンターブロックを挟む器具でボンゴ自体は宙に浮いているような形で固定します。そのためにセンターブロックのダメージと本体を一点で支えるためボンゴが揺れる弊害もありました。このマイネルボンゴスタンドは真横に伸びるバーの上にボンゴを載せセンターブロックを包み込むクランプで固定するので叩いてもビクともしません。丸い固定バーの上にボンゴを載せるので角度も無段階調整が可能。高さをワンタッチで固定できるロック機能付き。楽器に優しくしっかりとホールドできるすぐれもの。一見、細くスマートに見えますがそこはドイツ製(製造はアジア)なのでかなりの重量があり頑丈。しかし、パーツを分解してハードウェアケースに入れるとちょっとしたコンボアンプの重さなのが体に厳しい。悔しいのは座って叩ける高さにできないところです。全く同じ機構で丈が短いTMB-Sというのがありますが中心の短いバーがオプションであれば可能です。しかし、無いようなのでもう一台買ってということです。
打楽器特有のタイコとシンバル、スタンド類で囲まれた環境の前に立つと何故か気分がいいもの。足元の巨大なペダルボードやスタックアンプを背にするのと同じ質感です。