久しぶりにレコーディングをした。最近はデジタル技術の進歩で手軽に録音ができる。無数のトラックを使ってもできるがあくまでも8トラックの一発録り。「バンド特有の空気というか、ザラツキ感が欲しくて」というと聞こえはいいがそのやり方しか出来ないという問題もあっての一発録り。
リバーブがかかりすぎる位広い部屋だが、さすが普段クラシックのリハーサルをしているところだけあって残響が長くない。オンマイキングで録るとかなりのデットな質感。ほとんどの楽器をマイクで録るため部屋鳴りは最重要。
7時間で22テイクという無謀な計画のもとに進んだレコーディングは大変だが実に楽しいひと時。作りながら録るという鮮度は最高だが難しい。セッションの生感覚のようなスリリングさを納められれば最高だがはたしてどうだったのか。録音の後にPCでのミックス、マスタリング作業がこれまた長く苦しく楽しい。何事も体力が必要だ。
機材関係はというとドラムは60年代後半のグレッチ。バスドラは16インチのノーミュート。スネアは60年代前半のグレッチブラス。マイキングはオーバーヘッドに2本のコンデンサーマイク。スネアの裏から1本。バスドラは打面側から1本。
ベースアンプはエデンのコンパクトコンボアンプ(300W)タイムトラベラーにエピファニ12インチとエデンの15インチスピーカーユニット。ベースギターは66年ジャズベースと52年オリジナルプレシジョンベース。ケーブルはベルデン8412。
ギターアンプはマーシャル2061Xヘッドと2061CXキャビ。ギターは55年のストラトとPRS。エフェクターはPRS使用時には無。ストラトにはホットケーキオールドサーキット。ケーブルはジョージエルスレッド。
鍵盤はヤマハステージピアノS90XS。
レコーダーはZOOM R-16。マイクケーブルはすべてカナレで統一。