ジャズギタリスト、マークホイットフィールド1990年のデビュー作品 「The Marksman」。
丁度ジャズギターを聴き始めた頃、華々しくデビューしたギタリストなので思い入れも強い。ジョージベンソンやプロデュースがトミー・リピューマなど大御所達がバックアップして作った作品。なのに参加ミュージシャンは学生仲間のミュージシャン達。固めのスクエアな演奏だが既にギターは歌っている。クレジットにはジョージベンソンのダンブルアンプを使用したとか書かれている。やっぱりベンソンクラスはダンブルか・・・ ギターの音が良いはずだ!
この後のセカンドアルバムは大御所ミュージシャンで固めたがこのアルバムの方が断然いい。
グラントグリーン、ベンソン、ウエスモンゴメリー直系だが真っ黒ではない。ストレートジャズを完璧に弾きこなすテクニックとジョーパス、メセニー系の甘いトーンがスムース過ぎる感じはあるがこのスピード感とコードワークは最高にカッコいい。
4,5年前にディナーショーでマークのエレクトリックバンド編成の演奏を見たが、ザラついたファンクと滑らかなギターが妙にマッチしていてワウまで踏んでいた。1部と2部の間に会場の出てきて料理をつまんでいたときに「グレイト!マーク!」と声をかけたら「どうも」とお辞儀をしていた小柄なナイスガイ。
この赤いフルアコいいな。