読書の森

忘れられない営業マンたち その4



私を重宝して遣ってくれた営業もいた。
何故か冴えないおじさんばかりで秘書がからかった。

「あなたを好きなタイプの体形ってデブチビハゲばかりね」
こういう事言われて黙ってる私じゃない。
「姿形で男を選ぶのですか?」

そんな剣呑なやり取りに関係なく、おじさんたちは無理な注文をした。

「客先とのゴルフコンペの賞品で面白いの買ってきてよ」

渡された品目の中に、男物のブリーフ、女物のショーツがあった。
「思い切り目を惹くものね、時間無いんだ。頼む」

今なら立派なパワハラである。

私は生まれてからこのかたブリーフなる物買ったのはこれ一回である。

それでも思った。

「面白いじゃない!凄いセクシーなの選んでやろ」

読んでいただき心から感謝です。ポツンと押してもらえばもっと感謝です❣️

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