パーキンソン病については知ったふうな事を申しましたが、殆ど知識はございません。しかし精神的な病いについては実体験しております。
詳しいお話は出来ませんが、ある医師の抗うつ剤の誤(?)投与によって自分が酷い目にあった体験をコクリます。
私が55歳を過ぎた頃の事です。
見かけが若くても、老いた母親(20歳と1か月違うだけ)はかなり無駄な浪費をするようになりました。自分の小遣い内で済ませてますが困ったのは近所の方々、「健康食品」や「お得なショッピング」についてどんどん勧めてきます。
我が家は自分が働いて買った持ち家とはいえ、親子でたかだか20万円(母の年金と私の在宅勤務の報酬などで)内で家計を賄ってるので余分に買えません。
二人共ピーピーの財政を隠してた。ショッピングを勧める人は家は母のものと思い込んでて、「お母さんがいないと何も出来ないわねえ」と言う。娘はひたすらにケチ。
このままいくと、私はこの先、甘い恋も仕事も夢は持てないイヤな婆あになってしまうと思い込んでしまった。
そこからでしょう、かなり鬱に落ち込みました。よ〜く眠れるのはいいけど、一日中頭が重くて憂鬱。やたらと貧困妄想が湧いて希望がない日々がたまらなかったのです。
専門医にありのままを打ち明けられないのです。というより鬱を巻き起こす外因について自分でもよく分析出来てなかった。
頼りになりそうなそのお医者さんは、一生懸命思案して落ち込みきってる私にある抗うつ剤を出してくださったのです。
副作用で便秘があったものの、気持ちは少し楽になった。
丁度その時、おり良く(実はおりあしく)大学の同窓会があった。とっても盛り上がって、理系男子は同窓会の写真をホームページにupしてくれました。それも実名入り。(プライバシー問題多発でその後削除してます) なんか私人気が出てしまいました。
私の鬱は完全に吹き飛んだのですが、非常に気分良くなって手がつけられない。
冷やかしや悪戯の書き込みがあるので、ハイ気分が余計ひどくなり、半月も過ぎた時今度は躁状態の患者になってしまったのです。
かなり尊大になった私はご近所の方に「もう母に売り込むのはやめてほしい」と乱暴な形で断ってしまいました。
狭くて仲の良い団地内はたちまち「親不孝な娘」とか「何様と思ってるのか」とか噂が立ってしまいました。暖かな眼差しが一転トゲトゲになりました。
「私の買ったマンションだ。自由に売買して何が悪い」とか、やたらとハイ気分の私は馴染んだ立地の良いそのマンションを売却して、ある訳ありのマンションを購入、そこから売買の損失を繰り返すハメになりました。ガッチリしてた筈が移転の為に凄い浪費家に変貌しました。
躁病みたいです。そして可哀想な母は私に振り回されて介護状態、後悔しても帰らぬ人になってしまい、母の亡くなった年、72歳になって何もかも失くした事に気づいたのです。
抗うつ剤はかなり種類が多い薬です。患者の状態や薬の種類によって不適切な処方をするケースが結構多いみたいです。
症状そのものに囚われる事なく、環境からくる鬱の原因や躁の原因を医師側や患者側が正しく理解する事で、未然に悲劇を防ぐ事が出来るのではないでしょうか?
勿論、精神疾患そのものが原因で環境に不適応な場合があります。ただし、当事者の置かれた立場を治療者や当事者が了解する事で最小限の投薬で済ませる事は出来ると私は思います。
最近の食料品値上げで、自家製冷凍を解凍して食事することが多いです。
一人暮らしなので余計便利です。
上の写真は作って冷凍したドライカレーと茹でて冷凍したブロッコリーを盛り合わせただけです。
食事は健康の基本です。身体にも心にも手作りの美味しい(?)食事は宜しいですよ。