世の中一変した感じが致します。
川を主役にした歌は数多いですが、私の一番印象に残ってるのが、仲宗根美樹の『川は流れる』、1961年(なんと初めての東京オリンピックの前)に発売されたものです。
雨将軍?は日本列島ところ構わず(としか思えない)襲ってきます。どうか皆様注意して無事でいて下さいね。
大雨と言えば川縁の方は気が気でないでしょうが、実は私はその川縁がとても好きです。川の流れにロマンを感じるのでございます。
生まれて初めて見たのが、岐阜の長良川、とても優しく美しい川に思えました。
自然は恵みにも凶器にも変わるのですね。
川を主役にした歌は数多いですが、私の一番印象に残ってるのが、仲宗根美樹の『川は流れる』、1961年(なんと初めての東京オリンピックの前)に発売されたものです。
歌われた川は名のある川でなく、多分都会のビルとビルの間を流れる濁った川だと思われます。
当時中学生の私が物語以外の恋を知っていたとは言えないのに、ひどく共感出来ました。
澄んだ川の流れる自然豊かな田舎で生まれた私にとって都会の川は殆どドブに見えて、人の心もドブ色に染まって見えた時があります。特に脚の手術が完全に期待外れで、親しい友人と死に別れた思春期の初めに、でした。
そんな時、独特の節回しのこの歌が、心にピンときたのです。
「病葉(わくらば)を 今日も浮かべて
「病葉(わくらば)を 今日も浮かべて
街の谷 川は流れる
、、、、
人の世の 塵(ちり)にまみれて
なお生きる 水を見つめて
嘆くまい あすは明るく」
この歌の寿命は長くて、高校卒業する迄街の何処かでこの歌の流れてくるのを聴きました。女の子に好まれたみたいです。
私、この時(自分で言うのも何ですが)本当に無垢の心だったのに、自分が汚れ切った惨めな思いでいたのです。
当時漠然といいなと思った歌の意味が今、
「人の世に冒されてどんなに汚れていようと、どんなに辛い事にめげていたとしても、流れに逆らわず、自分らしく生きていきていつかその流れは海に帰る」と聞こえるのです。
この歌の作詞者が『あざみの歌』を作った横井弘で、兵士として敗戦を経験してます。若く感受性の強い彼にとってかなりのショックだったらしい。
この歌の作詞者が『あざみの歌』を作った横井弘で、兵士として敗戦を経験してます。若く感受性の強い彼にとってかなりのショックだったらしい。
その痛みを超えて歌を作ったのだと思えます。
さて、今日のオマケはきな粉ヨーグルトゼリーです。
きな粉とヨーグルト、牛乳、赤砂糖、ゼラチンで作りました。周りをグミで飾りました。グミは写真用で別に取り、2日がかりでいただきました。