ウクライナ戦争は世界各地に深刻な影響力を与えています。
正直、TV画面で暗く辛いニュースが流れると目を背けて別事を考えたくなる日々でございます。
私がそんな事を言えてるのは当事者でないからです。
実際に戦火の中に居る人々は住処を破壊され家族を失って、それでも「これからどうしょう?」と立ち止まる余裕も無い状況でありましょう。
その日本もかって同じ目に遭った事があります。上の写真は疎開列車に乗り込むごく普通の庶民です。
燃料も車両も乏しい当時、戦火を逃れる為に列車に乗るだけで命をかけたものでした。実際に乗客が多すぎて圧死する人が出たそうです。
列車の窓ガラスが全部割れた状態で吹きっさらしの中を延々と行かねばなりません。
疎開とは戦火の激しい都市から知己を頼って田舎に逃げる事です。家材も燃えてしまうのでありったけの荷物を身体に括りつけて行くのです。
この画面では何も付けてない男性ばかりですが、これは当時それでも都会で働く父の姿なのです。家族に会うのも別れるのも命がけでした。
写真は駅前にバスを利用して開設された罹災者相談所です。こんな時でも必死に住民を護ろうとしていたのですね。
これが疎開先の児童の写真です。疎開先で言わば居候な訳ですからイジメもかなりあったそうです。
食料も乏しいので家から持参した薬が甘いのでおやつに食べる子もいたそうです。
この子達、今生きてれば80代です。この世代かなり根性が座った人が多いと感じます。
さてお馴染み?プーチンです。
私ずっと以前から抱いている疑問ですが、「戦争を誰が起こすのか?その国の庶民は暮らしを守りたいのに上の人たちばかりが煽り立てるのでないか?」という事です。
結果的に偏った愛国心を育てられ、敵国を必要以上に憎み、戦争に突入する。プーチンや習近平、などの指導者たちとその取り巻き、とその国の人々(内心反戦の人々もある)を一緒くたにして憎んでないでしょうか?
個性とか自由とかが、(義務を果たさずに履き違えといけませんが)、ないがしろにされてないでしょうか?
私に出来る事は、せめて白菊でも飾って収束を祈る事だけですが。