どこの国にも貧しい人というのがいるもんだけど、ミラノにも地下鉄のホームへ続く階段の途中に佇み物乞いをする人がいた。
日本にも乞食といわれた人がいたが、今はホームレスに変わり物乞いする姿は見られない。
ホームレスは自ら毎日の糧を稼いでいるわけで、物乞いしなけりゃならない社会よりもマシかといえば、そうも思えない。
というのも、そもそも糧を得るには働かなきゃいけないわけで、歳をとれば体は動かなくなるし、いずれは誰かに頼る必要が生じる。で、社会保障なんてないから独居老人が孤独死したり餓死してるのが日本。 それよりも物乞いしてでも生き続けられる社会の方が、ひょっとしたら優しいのでは・・・って気がするのだ。
それとも日本全体に妙なプライドがあって物乞いするより死を選ばせているのかもしれない・・・なんて思った。
・・・などと思いつつ、自分はとうてい人道的とはいえないのだが。
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