NHKの番組で、『死について考える授業』というようなのをやっていた。
紙に自分の大切なものを複数書き、
自分が死ぬことになる場合を想定し、
一つずつ、縁を切っていくように、それらを消していく。
それで、生きていくことの意味を自ら考えさせる・・・というものだったと思う。
先日、母が同窓会に出かけた。
歳は79。 夫を亡くした人も多くいるそうで、
積立てたお金を皆で分け、今回を最後にしたそうである。
昨日、10年ほど寝たきりになっていた近所のお婆さんが亡くなられた。
そんなこんなを父母と話していたのだが、最後に
「ぽっくり逝きたい。延命処置なんていらないからね」
「わかった、紙に書いてサインして捺印しておいてね」
「ははは」
「あははは」
同じ話で何度締めくくったことだろう。