さて、器がどんなに立派であるよりも、どんなに趣向を凝らしたとしても、
人間の想像は自然から学んだことばかりで、自然ほど素晴らしものはありません。
というわけで経木に乗せた主食と今が旬の青カブです。

かぶと三つ葉のお粥
・・・じつは、お腹を満たしている間に合戦は終わっています。
どちらが勝って、どちらが負けたのか?
それは、皆様のご想像にお任せするとして
負けた方は、海に放り出されます。
そして流れていくのですが、辿りつくのは竜宮城です。

亀ゼリー(亀エキス入り)・髑髏の器
辿り着いた頃には、骨だけとなり、浦島太郎の前に出されるのでした。"
後日談・・・
鬼ヶ島で死んだ犬は焼かれて灰になり、撒かれた灰が枯れ木に花を咲かせます。
満開の桜の下で、猿と臼が仲良く花見するのでした。
「臼さん、そろそろ下りて貰えんかな?」とか言いながら・・・
めでたしめでたし。
終わり
お帰りに渡すのは、浦島太郎に因んで「けっして開けてはなりませぬ」