
沢山の政党が乱立し、政治家って何を考えてるのかよく分からない最近です。
そりゃぁ主義主張が異なれば仲良くできないと思いますが、それぞれがどんなに立派な公約を掲げてみても政権をとれなけりゃ絵に描いた餅で、野党として政権の足を引っ張れば、足踏みするばかりで、ちっとも前に進みません。 そうこうするうちに体力はみるみる削げ落ちて路肩に行倒れ・・・ってなことがアタマを過ぎってしょうがありません。
九谷焼のお師匠さんが、『いまの年寄りは甘えていてアカン。昔だったら姥捨て山じゃ』 と仰っておられました。
ご自分も高齢者なので、返事をするのに困ったものですが、この先、要介護者が確実に増えて若者の労働力もそこに振り向けられるとしたら、本来あるべき生産活動が削がれて日本の経済はジリ貧の一途なんてことも・・・・
と思うと、景気にしろ国の負債にしろ少子高齢化が根底にあるような気がしてなりません。
ところで、朝の散歩に公園へ行くと、お年寄りたちが颯爽とクルマで乗り付けてグランドゴルフに興じる姿をよく見かけます。 じつにお元気そうで、幸せそうです。 歳は70代が中心のようです。 その70代を 「世代」 でいうと 「焼跡世代」 というのだそうで、「団塊の世代」 の一つ前です。 その多くの方々は戦後大変な苦労をされたと思いますが、高度経済成長の真っ只中を過ごされて、いまや悠々自適の毎日だろうと思うと、現在どの世代の人々より幸せなんじゃなかろうか、そんなふうに見えます。 そういう状況を作り出したのは、成り行きかもしれませんが、政治の舵取りも関係あるのではないでしょうか。
というわけで、平成になってからの歴代首相をみてみると・・・
氏名 生年 世代
1 宇野宗佑 1922年 大正
2 海部俊樹 1931年 昭和一桁
3 宮沢喜一 1919年 大正
4 細川護煕 1938年 焼跡
5 羽田孜 1935年 焼跡
6 村山富一 1924年 大正
7 橋本龍太郎 1937年 焼跡
8 小渕恵三 1937年 焼跡
9 森喜郎 1937年 焼跡
10 小泉純一郎 1942年 焼跡(全共闘)
11 安部晋三 1954年 しらけ
12 福田康夫 1936年 焼跡
13 麻生太郎 1940年 焼跡
14 鳩山由紀夫 1947年 団塊(全共闘)
15 菅直人 1946年 焼跡(全共闘)
16 野田佳彦 1957年 しらけ
なんと、16人中 9人が焼跡世代です。 まぁ力量を発揮する歳が重なるせいということかもしれず、特別な意味は無いのかもしれません。
とはいえ、『次の世代につけを回しちゃイカン・・・』 などといいつつ、ちゃっかり満額支給の年金を受取っているのですから、結局は自らの世代のための舵取りだったといえそうです。
そして、次は団塊の世代をすっ飛ばし、しらけ世代へと引き継がれそうです。 はたして10年ほど後には、どの世代が幸せそうにしているのでしょう???
(当然、全てが幸せになるのが理想ですが・・・、利他的であろうとしても実際の舵取りは無意識のうちに利己的に・・・ってなことはないか)