先日大阪に行ってきた。
楽しい旅行のつもりだったが 同じ日本でも大きな違いがあることに気がついた。
それが「笑い」に凄く敏感な点だった。
まず、地下鉄の貼り紙から。
東京ならば「チカンは犯罪です。」が大阪では「チカン、アカン。」
なるほど韻を踏んでいてわかりやすい。
さらに動物園では「手を入れて噛まれても責任は取れません。」と
お役所的な東京の表記に対して、大阪では「噛みます。」と、これはシュール。
妙に納得してしまった。
このように東京、大阪でこんなにも違うものかとほくそ笑んでしまったのだが、
異文化コミュニケーションって 日本と他国のように大きな括りで見ていたが
実は日本国内の東京と大阪のような地域差の中にも方言やしきたりだけでなく
メンタリティや価値観も違っていて、ミクロに考えれば
これだって異文化であることを肌で感じた。
ところで 自分が中学生だった頃の英語の教科書を読んでみたら、
当時は別段気にしなかったが、おかしな対話文を発見した。
Taro: Where are you from? I'm from Japan.
Hanako: Really? I'm Japanese too.
太郎と花子 ともに日本人が話していていて、
お互いを日本人だと認め合っているではないか?
他にも イラストには壁掛け時計が目の前にあるのに
A: What time is it now?
B: It's 11 o'clock.
A: I'll be late for school.
そう、自分で見ろよ!っていう話である。
思えばThis is a pen.なんて文だって「みりゃわかるよ。」的な
あまり使わない文なわけだけど、isを用いる導入文になるので仕方ないのかもしれない。
昔 英語を教えていて 「これはAですか、それともBですか?」Is this A or B?
の文で生徒がこんな例文を書いてきた。
Is this an egg or a tank? 「これはたまごですか、それとも戦車ですか?」
その日は授業にならなかった。もう笑いが止まらなくて・・・。
文法上間違えてはいないのだけどな、非文である。
AとBには間違いやすいものを入れないとひどく滑稽なものになり、笑いの種になってしまう。
そういう自分もマッサージをする人のことをmassager(マッサージャー)といって
外国人講師を大笑いさせたっけ。名詞+erは「~する人」と習ったからだけど
当時はist、eeだってあることを知らなかった。
でも逆にこういう楽しい間違いがあるからこそ、英語が楽しくなったりもするものだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます