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最期のお別れ

2024-06-03 | 日記

 

嫁です

 

実家の両親の納骨を行いました。

昨年の11月に母が亡くなり、甥っ子の大学受験があったので落ち着いたらお墓を探そうと、四十九日後も納骨をせずにいました。

お墓は父の実家、新潟県新発田(しばた)市の叔母が新潟のお墓に入れてもいいと言ってくださったのですが、私と姉が亡くなったら新潟の親戚にお願いすることになってしまうので近くに探す事にしました。

まあ、お墓参りに行くのが大変というのも理由のひとつですが。

娘二人が嫁に行ったことでお墓問題が浮上いたしましたが、このお墓問題を解決しない…というより丸投げした母。(父は10年以上前から認知症で普通の会話が出来ませんでした)

「アンタ達の好きにしていいから」といいように言っていましたが、要は丸投げ…。

それならそうと、好きにさせていただきました。

 

甥っ子の受験が終わり、姉と相談し、お墓を継ぐ人がいないなら樹木葬がいいのではないかとなりました。

葬儀屋さんに相談したところ、町田市にある「町田いずみ浄苑」を紹介していただきました。

ちょうど、私と姉の家の間くらいにあり、見学に行ったところとても良い所でしたのでお願いすることにしました。

姉に至っては「私もここに入りたい」と言っていたくらいです。

NHKの番組「ドキュメント72時間」で取材されたそうです。

 

墓石はなく、30cm四方の地所が実家のお墓になります。

三人まで入ることができ、ペットもOKです。(ペットは犬でも猫でも一匹でひとり扱いです)

個別以外に合祀墓地もあります。

個別の墓石はありませんが、石碑に名前は彫っていただけます。

名前を彫っていただくにあたり、一緒に父の名前を彫っていただきました。

この時、父は存命でしたが、いつどうなるか分からない状態が続いていたのと、母が父の名前が先がいいと言うだろうと思ったからです。

 

石碑の彫刻が終わり、母の納骨をいつにしようかと思った矢先、桜が満開の頃、父が他界しました。

一年近く入院していて、その間いつ亡くなってもおかしくはなかったのですが、父の生命力には驚かされました。

年末にはコロナに感染したし…。

母が先にお墓に入りたくないから連れていってしまったんだと思いました。

亡くなる10日前に姉とお見舞いに行ったとき、看護師さんが「吉男(きちお)さんと呼びかけると笑ってくれるんですよ」と言っていて(心停止後脳障害でほぼ動かないので微かにです)、若くて綺麗な看護師さんに吉男さんなんて言われたらデレデレするよね~と話していたからやきもち焼いて連れて行ってしまったのかも知れませんが。

父が亡くなったことで、母の納骨も父と一緒にということになりました。

姉にお骨を預かっていただいていたので、姉さえ良ければとそのまま父のお骨も一緒に預かっていただきました。

 

納骨は、骨壺から布袋に移し埋めるのですが、土の中に塩ビ管が入っているので隣の方と混ざることはなく、筒の底が抜けているのでいずれ土に還ります。

最後に土をかけ、芝生を張ります。

一年くらいすると周りと区別がつかなくなるそうです。

山が好きな父と植物が好きな母にはピッタリなお墓だと思います。

 

納骨も、やはり父を先に入れていただきました。

母が「お父さんが先がいい!」と言うに決まっていますから。

父も「俺が先でいいよ」と言うと思いますし。

最期に、娘だからわかる両親の思いを聞いたと思っています。

 

どうぞ安らかにお眠りください。

51年ありがとうございました。


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