ほっかも!!
ゴールキーパー北野貴之のつれづれ日記
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こんばんは!
昨日は、ケニアに行ったときに大変お世話になった塩尻さんとお会いしました。
日本に帰ってくるのは、もう何年振りか覚えてないと。

今年、身体1つで生きることができ、アフリカへ命という運をかけた旅。
無事に、ケニアを真っ向から勝負して、旅で大きくなれたのは、塩尻さんのお陰です。

土でできた、電気のない、水のない家で生活をしたり。





子供がはしゃいでダンスをしているが、食べれること、寝れる場所、生まれたときから顔の知らない親に捧げる踊り。




スラム街から這い上がり、職業訓練を受け、二度とスラムへと戻らないように教育される成年へ、スピーチ。





離れた家からロバを使って水汲みを共にした時間。





食料物資を民族に届ける、漢の背中。





エイズ孤児と共に、親はもちろんいない。一夜みんなで過ごした家族。そこの代表、塩尻さん奥様。




塩尻さんは、云う。

人生とは陰徳である。
陰徳とは、人に知られないようにひそかにする善行。よい行いを積む。「陰徳を積む」ともいう。
大木を支えているのは見えないところできちんとした根があるからである。
上の葉や木に目は集まるが、土の中の目に見えないところが、目ではうつらないところがあるから咲くのだと。
そして、自分のためになること、お金になることには、生を尽くすかと。
しかし、身のためにならないこと、すなわちカラ仕事に、どれだけ打ち込めるかと云っていた。

カラ仕事こそ、身の修行であり、そこから得るものは偉大と。

修行のために24-27歳の三年間を浮浪者に自らなった。

仕事は稼ごうと思ったらいつでもできる。なんだってできる。
食事はパンの耳を頂き、風呂は琵琶湖。
見返りを求めてはいけない。

パンを頂いたお店は、それから通るたんびに綺麗に掃除したと。
歩きながら人に尋ねた、三年間。
尋ねたお言葉は、何か困ったことはありませんか。
お婆ちゃんであれば一人ではできない力仕事を手伝い、相談があれば私でよければと、お話を全てお聞きしたようです。

自分が肌で感じた。
日本での当たり前がケニア、世界では当たり前ではないこと沢山あります。
行かなければわからないことは多くあると思うけど、自分が伝えれることは伝えたい。

どれだけ、日本が幸せに満ち溢れているか。


いいことをしても土をかぶり、
浮浪者時代、歩きながら掃除をし、駅で泊めてくれたところはきれいに掃除、掃除しながら生きたという。

駅長が感謝の表彰をしたいと打診されたが有り難くお断りさせてもらった。

塩尻さんは、お話の中で何度も、たった3年間だけですよ!という言葉を何回もおっしゃってました。

0になることはこわくない。
人はいつか死ぬ。生きている間に大勢の人と楽しむ(熱い仲間・熱い同志)ことが大切。

最後に云った。
限られた命の中で、良きものは伝承したいと。



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