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杉ヶ峰(1,745m)・屏風岳(1,817m)・南屏風岳(1,810m)
蔵王の最高峰は標高1,841mの熊野岳で、一番有名なのは「御釜」ですが、さらに南に向かって山脈がのびています。
まず、「御田ノ神湿原」に寄り道しました。15分ほどで歩き終わってしまう狭いエリアですが、避難小屋が建っており、いいアクセントになっていました。
有料道路の蔵王ハイラインとの分岐点から少し進んだところに、刈田峠の登山口があります。
杉ヶ峰への登り途中、振り返ると御釜が見えます。さすがに緑色の水面までは見えませんが、外輪山の荒々しい山肌はよく分かります。
原生林のところどころが、八ヶ岳の縞枯山のように立ち枯れています。
屏風岳・南屏風岳からの眺望は、青空と雲海が広がって、胸がすくようでした。
また、このコースのいいところは、ピークとピークの間にありました。屏風岳と南屏風岳の間の、広大な稜線歩き。
そして、杉ヶ峰と屏風岳の間に、芝草平という湿原がありました。小さな湿原の大きな池塘。遠くの方、ここより少し標高が低く木道の通じていないところにも、同じような湿原があるようです。朝日や吾妻の山々の眺望も、なかなかのものでした。
想像もしていなかった、この湿原を初めて見た時の気持ちは、感動モノと言ってもいいくらいです。東北の山はこれだから素晴らしいです。
次は、もう少し紅葉の進んだ時期に歩いてみたいと思いました。
(登頂:2019年9月上旬)