高原山・釈迦ヶ岳(1,795m) (つづき)
1時間ほど歩くと展望の開けた場所に出て、釈迦ヶ岳のピークも見えました。日帰りの山とは思えないスケール感です。
八海山神社の小さな祠があります。
いったん鞍部へ下り、その後は稜線歩きとなります。登山口では鮮やかだった紅葉は、ここでは大体終わっていました。しかし稜線の景観は、同じような眺望に見えても少しずつ変化がついていて、遠くに見える山の形も単純なようで複雑でした。
釈迦ヶ岳のピークは広く、大きな石仏がまつってありました。
遠くの山は霞んでほとんど見えませんでした。すぐ西には高原山第二の高峰、鶏頂山がそびえ、鶏頂山神社の本宮も見えます。今日は時間がなくてここまで進めそうにないですが、次回は登ってみたいと思います。
帰りは明神岳へのルートをたどりました。明神岳の山頂からは、「ハンターマウンテンスキー場」のゴンドラが紅葉シーズンにも営業しており、これを使って下ることができます。
地図を見ると、まず釈迦ヶ岳からとても急な坂を下ります。少し登り返したところに明神岳への分岐点があり、右に曲がることになっています。実際来てみると、分岐点はやや分かりにくく、見逃して直進しないよう注意が必要でした。5分ほど下ると登りの人とすれ違い、道が間違えていなかったことが分かってほっとしました。ルート自体はよく踏まれた歩きやすい道でした。
明神岳からはスキー場のゴンドラで下りました。往復券しか売っていないということで、僕たちは下り片道なのに往復と同じ1,600円を払うというシステムでした。下るほどに紅葉が鮮やかになっていくのが分かりました。
何といっても今日は紅葉が素晴らしかったです。今年は紅葉の当たり年だという予感がする山行でした。歩くことそのものが楽しいという山で、スタート地点や季節や歩くルートを変えてまた登りたいと思いました。
(登頂:2015年10月中旬)
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【大間々台~釈迦ヶ岳~明神岳】
大間々台10:05→八海山神社11:19→釈迦ヶ岳13:19~13:37→明神岳への分岐点14:20→明神岳(ゴンドラ乗り場)15:47
※新幹線を使えば首都圏から日帰り可能な好ルートです。スタート地点の標高がおよそ1,270m・山頂が1,795mなので楽そうに見えます。実際には、細かいアップダウンが隠れていて、思ったより歩き応えがありました。危険箇所は特にないですが、強いて言えば釈迦ヶ岳から分岐点へ向かうと、最初に急な下りがあります。また、”明神岳は右折”であることがはっきり分かる標識は出ていませんでしたので、分岐点を通り過ぎないよう要注意です。ハンターマウンテンスキー場のゴンドラは通年営業ではありませんので営業時期・時間の確認も必要です。
(体力●●●○○ 技術●●●○○)