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金剛山(1,125m)・大和葛城山(959m) ((1)のつづき)
山頂を前に大阪と奈良の境を越えます。南海電車に乗って金剛山を眺めると、大都市大阪の立派な山・貴重な自然という感じがしますが、金剛山の頂上は大阪府ではなく奈良県に位置しています。
国土地理院のホームページに、「都道府県の最高地点」というコーナーがあります。調べてみると、都道府県の最も高い場所が山の頂上ではないというパターンは、秋田・福井・大阪・福岡の4つありました。ただし、福井県と福岡県の最高地点は山頂ではないものの、山頂のすぐ近くの地点でした。境界線があと少しずれていればと思わせました。
山頂を前にして「山頂広場」があります。御所市観光協会の標識と同じ場所に大きな時計があるのは、記念写真を撮るのには都合がよいです。
「金剛登拝百回以上表彰式」の準備の最中でした。「金剛山登拝回数捺印所」もあります。
金剛山は回数登山の山で有名だと聞きました。広場にはずらりと名前の並ぶ達成者の名簿が立っています。百回どころか500回、1,000回、さらには”壱萬回以上”の人までいるのを知って驚きました。
100回なら毎日登れば3ヶ月と少しで達成できます。それなのに100回ですら多く感じます。
自分にとって一番多く登った山は地元の筑波山ですが、20回と少し(正確な回数は分かりません)しかありません。
ピッチャーが練習で投げ込むかの如く、たくさん登ることで見えるものがあるのに違いありません。
山頂近くの立派な夫婦杉。
(登頂:2013年4月下旬) (つづく)