筑波山(877m) ((1)のつづき)
自然研究路との分岐点を右に曲がり、ゆるやかな下りが続きます。
歩く人はとても少なかったです。平日でも筑波山の頂上は賑わっていましたが、薬王院コースですれ違った人は1人、あとは途中の林道でバイクが1台走っていくのを見ただけでした。
展望のきく場所はありませんが、登山道には木漏れ日が差して明るいです。
栗の実がたくさん落ちています。イガが緑色のものもあります。
細い登山道に巨岩が張り出している場所の雰囲気もよかったです。
標高670mの標識を過ぎると、下り階段の連続が待ち構えていました。最初は何回か道が曲がり、その後はひたすら真っすぐ続きました。城壁をひっくり返したような急な下りが続きました。
それがやっと終わり、林道と交差します。この林道をずっと登っていくと筑波高原キャンプ場に出られ、キャンプ場からも筑波山に登る道が通じています。
傾斜がゆるくなり、道が左に90度曲がり、しばらく下って薬王院に出ました。さらに30分下って、旧酒寄駅跡バス停に着きました。ここには、1987年まで筑波鉄道筑波線のディーゼルカーが走っていました。残念ながら、乗ったことはありません。
線路は残っておらず、「旧・・跡」という名前のバス停でなければ、鉄道が通っていたとは分からない場所でした。ベンチには漫画雑誌がきれいに4冊置かれていました。
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【筑波山・薬王院コースを下る】
ロープウェイ女体山駅14:15→筑波山頂(女体山)14:29→御幸ヶ原14:57→林道との交差点15:52→椎尾山薬王院16:25~16:35→旧酒寄駅跡バス停17:05
※行き交う人が少なくて、静かな筑波山を楽しめるのが一番の魅力です。登山道に危ないところや分かりにくいところはありません。林道と交差するポイントから上に、急で長い階段が続いているのが大変です。
旧酒寄駅跡からは、筑波山口で「つくバス北部シャトル」に乗り継いでつくば駅へ行けます。筑波山神社からつくば駅へのシャトルバスよりは、やや時間がかかりますが、公共交通でも訪れることが可能です。
(体力●●○○○ 技術●●●○○) (登頂:2020年9月下旬)