苗場山(2,145m)
新潟と群馬の県境、谷川連峰の平標山に登る途中、振り返ると西側にとても変わった形の山があります。その山が苗場山です。北側の稜線がぐっとえぐれるように落ち込み、逆に南側はほとんど平らです。
登山口の和田小屋からおよそ3時間で、標高2,000mを超え、神楽ヶ峰に着きます。
ここからいったん下り、頂上を目前にして最後の急登が待ち構えます。
傾斜が一気にゆるみ、歩きにくい登山道が木道に変わり、ワタスゲの広がる湿原がぱっと現れたときの気持ち、厚い雲の間から一瞬青空が見えたときの気持ちは忘れることができません。
湿原には小さな池塘があります。同じ形のものは1つもありません。
頂上がほとんど平らな山へ、ほかにも登りましたが、苗場山こそ本物のテーブル・マウンテンという感じがします。テーブルの部分に辿り着いた時の、世界のものすごい変化があるからです。
天気のもっといい時にまた登り、もう一度同じ気分を味わってみたいとも思います。
登山の後、国道17号線沿いに建つ道の駅みつまたに立ち寄り、温泉の「街道の湯」につかって帰りました。
◆◆◆◆◆
【和田小屋から苗場山へ】
和田小屋8:32→小松原分岐11:00→苗場山12:52~13:25→小松原分岐14:55→和田小屋16:53
※スキー場の中から登山道が始まります。危ないところはありません。歩きやすい木道もあるものの、泥濘や濡れて滑りやすい岩があちこちにありました。帰りは、神楽ヶ峰への登り返しが足にこたえました。
(体力●●●○○ 技術●●●○○) (登頂:2014年7月下旬)
2 コメント
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- Unknown (1-102popra)
- 2020-05-11 21:41:49
- かぐらみつまた田代、スキーで何回か行きました。子供は苗場ではじめてスキーをしました。雪のない様子を見せて頂きありがとうございました。
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- コメントありがとうございます。 (Alpenjapan)
- 2020-05-13 01:56:36
- コメントありがとうございます。登山を始めるまでは、苗場といえば山ではなく、スキー場を思い出す地名でした。滑ったことはありませんが、名前を聞いただけで広々とした感じがするものでした。
- 返信する
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