心が満ちる山歩き

美しい自然と、山に登れる健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山・街歩き・温泉・クラシック音楽‥‥

中央アルプス・空木岳(2)

2020年04月22日 | 中央アルプス・南アルプス


空木岳(2,864m) ((1)のつづき)


 「~ 近くに駒石と呼ぶ大きな四角い岩があって、たて横に定規で引いたような割れ目が入っていた。大地震でもあったら、バラバラと積木のように崩れそうに思われた。 ~」(深田久弥『日本百名山』(新潮文庫))
 
 実際の駒石はとても重量感があり、崩れそうな感じは全然しませんでした。
 「定規で引いたような割れ目」のある岩は、間近で見上げるとクジラの頭のように見えました。
 駒石のほかにも、モダンアート風の岩が登山道に点在しています。
 鈴鹿の御在所岳にも、興味深い岩がいくつもありました。空木岳のそれは御在所ほど複雑な格好はしていないものの、巨大でした。
 山頂は雲が多く、木曽駒ヶ岳も遠方の山々も見ることができませんでしたが、これほど青空の似合う山は他にないと思いました。花崗岩の白色、ハイマツの緑色、空の青色、すべてが鮮やかな山でした。






 (登頂:2012年8月下旬)



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